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気づくと 、ふかふかのベットの上 。
私のベッドこんなにふかふかだっけ?
いつもと違う天井 。
きっとここは 、私の家じゃない 。
愛しい人の声 。
ふと出たのは 、彼の名前 。
あ 、私 、笑えてる 。
てひょんも笑ってるや 。
いつも通りだ 。
いつも通り 、てひょんと笑えあえてる 。
そう 、少し照れ臭く笑うてひょん 。
なんだか 、てひょんと話していると元気が出た 。
さっきまでの頭痛もないし 、だるさもない 。
やっぱり 、私にはてひょんなんだなぁ 。
やめて 、そんな顔しないでよ 。
私だって 、貴方から離れたくないよ 。
でも 、これ以上 、苦しくなりたくないから 。
ごめんね 、てひょん 。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!