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屋上に寝転がって 、昔のことを考えていたが 、
ふと 、あなたを思い出した 。
走っていったあと 、教室戻ったのかな?
なんだか無性にあなたに会いたい 。
そう思い始め 、体は教室に向かう 。
ガラガラ と音を立ててはいる 。
👨🏫「 おい 、てひょん 。 」
👨🏫「 授業中だぞ 。 」
先生にそう言われ 、我に返る 。
もう授業始まってるんだ 。
そう考えながら 、あなたの席を見るけど 、あなたはいなかった 。
👨🏫「 あぁ 、あいつならもう帰ったぞ 。 」
「 帰った 」そう言われ 、あなたに会いたいという気持ちが増す 。
俺は 、先生の言うことを聞かずに教室を出た 。
教室からは 、先生がてひょんと叫んでいる声が聞こえる 。
でも 、俺は、立ち止まらない 。
立ち止まったら 、すべてが消えてしまいそうな気がした 。
いつの間にか俺は 、走り出していた 。
気づくとあなたの家の近く 。
俺 、本当にあなたに会いたかったんだなぁ 。
そう思いながら 、あなたの家へ足を向かわせた 。
すると 、前に 、あなたと同い歳くらいの女の子がいた 。
もしかして 、あなた?
そう思い 、走り出す 。
でも 、俺がたどり着く前にその子は倒れてしまった 。
俺がその子の前に立ち顔を見てみると 、
あなただった 。
気づけば 、俺はそう叫んでいた 。
でも 、あなたは俺の叫びに答えてくれなかった 。
血の気が引いた 。
もしかして.........?
いや 、そんなわけない 。
そうは思っているけど 、冷や汗が流れてくる 。
とりあえず 、運ばなきゃ 。
俺は 、あなたを俺の家に運んだ 。
あなたをベットに置くと 、少し 。
少しだけ 、あなたの頬が濡れていた 。
しばらく経つと 、ベットの方から物音がする 。
急いで 、ベットに向かう 。
俺がそういうと 、悲しそうに てひょん と言う彼女 。
そう笑う彼女が愛おしい 。
そう思ったのは 、秘密 。
彼女が笑っていると 、俺も笑顔になる 。
少し俯きながら話す彼女 。
そういう彼女は笑っているけど 、
さっきみたいな笑顔じゃない 。
どこか悲しそうで 、
消えてしまいそうな笑顔だった 。
ガチャ となる音と共に彼女の足音は消える 。
俺はさっきまで彼女がいたベットに寝転がる 。
俺変態みたいじゃん 。
そんな時 、ブー とスマホがなる 。
きっとおいていったことを怒っているだろう 。
謝らなきゃな 。
なんだ怒ってないのか 。
じゃあ 、何の用だ?
そうか明日は土曜日か 。
別に何の用もないし 、別にいいか 。
10時に駅前ね 。
食欲もないし 、もう寝よう 。
そう思い 、目を閉じた 。
V side end
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!