あなたside
私はこの間龍友くんに同居しようって誘われて考えさせてと言った
それからの龍友くんはいつもよりテンションが低い
そんな中龍友くんから今日メールが来た
話があるってね、別れ話とかだったらどうしよう
私は不安になりながらも龍友くんと話すべく龍友くんの家へと向かった
龍友くんの家に着いてからはリビングに案内され、お互い気まずい雰囲気が漂っていた
そんな中龍友くんが沈黙を破った
龍: 俺と同居するの嫌なんか?
私はてっきり別れ話かと思っていたけど、同居の話だったらしい
私は安心したのと同時に、龍友くんへの申し訳ないという気持ちが込み上げてきた
あなた: 嫌じゃないよ
あなた: むしろ、一緒に暮らしたいと思ってる
私がこう伝えるとなら、、なんで?という顔をする龍友くん
あぁ、私ってほんとに大切にされてるんだなと思いちゃんと自分の気持ちを正直に話そうと思った
あなた: だけどね、嫌なの
龍友くんに対する私の気持ちをはっきりと伝えた
龍友くんは私のことを真っ直ぐ見てくれて真剣に話を聞いてくれた
私は涙が出てきた
それと同時に龍友くんは抱きしめてくれた
そして抱きしめられたまま龍友くんが想いを伝えてくれて私は改めて龍友くんが大好きなんだなと実感した
そうして私たちは同居することが決まった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。