第13話

君との距離。
1,964
2019/01/01 17:49
壱馬さんに呼び出しされて放課後私は

1人で空き教室へ向かう途中だった。

体育館前を通ると北人が部員を纏めて

走っている所が見えた。

そう思うと今日北人と一言も喋ってない。

寂しいなと思い、視線を逸らし空き教室に

向かった。

you
you
失礼します。
かずくん
かずくん
あなたちゃん1人で来てくれたんや笑
you
you
まぁ、笑
かずくん
かずくん
なら余計にええわ。
you
you
え?


抱き締められ、キスされた。

それもファーストキスだ。


you
you
ん、やっ、!
かずくん
かずくん
なんで北人なん。
you
you
は、?
かずくん
かずくん
俺でええやん。
you
you
意味わかんないで、帰ります。
そう言って教室を出ようとした。

その時、壱馬さんに腕を捕まれた。

you
you
離して、!
かずくん
かずくん
なんで。
you
you
私は北人が好きなの!
いつも優しくて、笑顔が可愛くてなんか抜けてて、そんな北人が好き!
you
you
私知ってるんだから!
かずくん
かずくん
何をだよ。
you
you
壱馬さんが他の女の子を
そうやって口説いてるの
かずくん
かずくん
...
you
you
私は北人のものなの。
分かってください。



そう言って部屋を出た。


すると前に北人がいた。
you
you
あ!北人!!
北人
北人
待て、暫く距離を置こう。
you
you
へ、?
北人
北人
じゃあな。




分かんない。

何が起こってるのか、何故好きだって

昨日まで言ってくれてた人が、距離置こう

なんて言ってくるのか分からない。




ただ、私はその場で立ち竦んでいた_。













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