第2話

A
821
2018/10/29 14:32
オスマン
ひーとらんっ。
壁からひょっこりと顔を出しているマンちゃん。

城の裏庭には、俺が世話している、動物や、植物が咲いていたりする。

それを、いつもマンちゃんが


外交疲れためうー!


と言って、癒されにくる。

俺も、裏庭に客が増えて嬉しいことだから構わないけど、

あの、狂犬やら食害が荒らしに来たらこりゃ大変。

何時間も説教。

こっちもこっちで大変なんだよなぁ...。
ひとらんらん
マンちゃん、今日も来たの?
毎日来てくれてるのに。

そう言うと、毎日来るのがいいめう!とほっぺを膨らませる。
ひとらんらん
ふふっ。そうなんだ。
あ、そういえば、実は新しく花が届いたんだ。
オスマン
え!?
どんな花や!?
目をキラキラさせて聞いてくるマンちゃん。

そんなに、花が気に入ったんだね。

ひとらんらん
これこれ。
『ペチュニア』って言うんだ。綺麗でしょ?
まだ、十分と言っていいほど育ってはいないが、綺麗な花を咲かせていた。
ひとらんらん
植えに行こ、マンちゃん。
オスマン
行くめう、行くめう!!
マンちゃんの手を取って、花壇のそばで、ペチュニアを植える。

すると、マンちゃんが小さな声で、
オスマン
綺麗に育ちますように。
と、手を合わせて言う。

そのあとは、2人で、裏庭で過ごした。

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