今日は入学式と、部活の紹介があって、さようならだった。
わたし達は登校するときと同じように、九人で帰る。
わたし達三つ子の足取りは重い…。
わたし達があんた達の家に住むっていうのに、気楽な奴らめ…。
と言って、ジャンプし始める。
そりゃもう、飛んでいきそうな勢いで…。
呟くこなみ。
一松の元へ行く十四松。
よく分からない六つ子の中に、わたし達は黙るしかなかった。
そんなこんなで、松野家に着いた。
…こなみは、地面にうずくまっている。
…それは大丈夫そうじゃないな〜。
後ろから声がかかる。
どういうこと?松代さんが六つ子に言ってくれたんじゃ…。
はあ、死にました。
わたしの高校時代。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。