第9話

下校と松野家
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2019/07/07 02:12
今日は入学式と、部活の紹介があって、さようならだった。
わたし達は登校するときと同じように、九人で帰る。
三つ子
はあ…
わたし達三つ子の足取りは重い…。
カラ松
カラ松
どうしたんだ?元気がないようだが…
あなた

そう?

わたし達があんた達の家に住むっていうのに、気楽な奴らめ…。
十四松
十四松
僕はすんごい元気だよ!!アハハ!!
と言って、ジャンプし始める。
そりゃもう、飛んでいきそうな勢いで…。
こなみ
…十四松をロープかなんかで繋いだら?
呟くこなみ。
一松
一松
十四松〜。おいでおいで〜
一松の元へ行く十四松。
おそ松
おそ松
な、大丈夫だ!
三つ子
よく分からない六つ子の中に、わたし達は黙るしかなかった。
そんなこんなで、松野家に着いた。


…こなみは、地面にうずくまっている。
トド松
トド松
じゃ、また明日ね〜ってこなみちゃん大丈夫!?
こなみ
うん、大丈夫。うん、だいじょうぶ。ウン、ダイジョウブ。ウン、ダイジョウブ…
…それは大丈夫そうじゃないな〜。
松代
松代
あら、三つ子ちゃん。もう来てたの
後ろから声がかかる。
あなた

あ、松代さん。お世話になります

六つ子
六つ子
ん?
りか
母さんが、もう出てしまってるので、学校から直できました
六つ子
六つ子
ん?
こなみ
荷物はもう渡してあると聞いているのですが…
六つ子
六つ子
ん?
松代
松代
あら、そうなの。ええ、ボストンバッグが三つありますよ
チョロ松
チョロ松
ま、待ってよ!四人共、何話してるの!?
三つ子
へ?
どういうこと?松代さんが六つ子に言ってくれたんじゃ…。
松代
松代
あら、そうだわ六つ子達に言うのを忘れてたわ!
三つ子
え!
六つ子
六つ子
松代
松代
実はね、今日から三つ子ちゃんと一緒にクラスことになったのよ!
六つ子
六つ子
はあぁぁぁあ!
はあ、死にました。
わたしの高校時代。

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