ここはわたし達の部屋。
ちゃぶ台を中心にわたし達は座っている。
ズバッと、核心をつく。
わたし達は三つ子。性格も全然違う。
姉さんは運動バカ。小学校の頃にミニバスにハマって、卒業までずっと続けていた。姉さんの部屋のスペースには運動グッズが散乱している。
こなみは読書家。こなみの部屋のスペースには溢れんばかりの本が。小学校の頃は図書室に入り浸っていた。
わたし?わたしはですね、ヲタクです。わたしの部屋のスペースにはアニメのグッズやらマンガやらが沢山置いてある。
いや、忘れてたらアカンでしょ
うげー!それはいやだなー!あんないたずら野郎達。まあ、それでもずっと遊んでたんだけどね
こうして第1回三つ子会議は幕を閉じた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。