第2話

第1回三つ子会議
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2019/06/19 11:58
りか
てなワケで、第1回三つ子会議を始めます
あなた

はい

こなみ
はい
 ここはわたし達の部屋。
ちゃぶ台を中心にわたし達は座っている。
りか
議題は「松野家に行く」ということについてです
あなた

どうして母さんは三人で暮らさずに、預けることにしたんだろう?

こなみ
それはわたし達の家庭科力が無いからでは?
 ズバッと、核心をつく。
わたし達は三つ子。性格も全然違う。

姉さんは運動バカ。小学校の頃にミニバスにハマって、卒業までずっと続けていた。姉さんの部屋のスペースには運動グッズが散乱している。

こなみは読書家。こなみの部屋のスペースには溢れんばかりの本が。小学校の頃は図書室に入り浸っていた。

わたし?わたしはですね、ヲタクです。わたしの部屋のスペースにはアニメのグッズやらマンガやらが沢山置いてある。
あなた

そう言えば、来週って中学校の入学式じゃない?

りか
ああ!そうだ!
こなみ
今まで忘れてたけど…
いや、忘れてたらアカンでしょ
りか
っってことは、中学はずっと松野家に居るってこと!?
うげー!それはいやだなー!あんないたずら野郎達。まあ、それでもずっと遊んでたんだけどね
こなみ
母さんからは荷作りしてだって
あなた

とりあえず、荷作りはしとこうよ。母さんから後日また何か言われるかもしれないし

三つ子
それもそうだね〜(あなた以外
こうして第1回三つ子会議は幕を閉じた。

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