第92話

九十二話
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2022/09/04 01:33
会最:、、、轟、悲しい顔しないでよ。私が悪いことしたみたいじゃん。

焦凍:俺、、、悲しい顔、してるか?

会最:、、、うん。あと少しで泣いちゃいそうな顔してる。私がどっか行っちゃうの、嫌?

なんでだろうな。

さっきから、お前の話を聞いてると、胸が締め付けられて痛くなる。

編入してきたときは良いイメージなんてなかったのに、、

あぁ、そうか。

これが、

会最:轟?聞いてる?

焦凍:好きだ。

会最:え?

焦凍:会最。お前のことが、好きだ。

俺の気持ちは、こういうことなんじゃないかと思う。

この言葉がスラスラと口から出たことが証拠だ。

会最:轟が、、私を?

焦凍:お前が困るのは分かってる。

会最:「好き」って、、え?一緒にいるから?

焦凍:それもあるが、、、会最の方が強いのは分かってる。でも、、そばに居て、支えてやりたい。会最、確かにつえぇけど、意外と弱いから。

会最:何それ、どういう、、、意味分かんない。これが、皆にとっては普通?私が知らないだけ?

焦凍:今は無理だよな。でも、、もし、お前がどこか遠くへ行ってしまったら、俺は絶対にお前を見つけ出す。俺の気持ちは叶うことがあるかは分からねぇけどな。

会最:、、、

焦凍:だから、半端なとこに隠れんじゃねぇぞ。

会最:、、、あはは、何それっ!私知ってる、小さいときに、お母さんとお父さんと一緒にかくれんぼして遊んだんだけど、二人とも分かりやすいところに隠れてるから、すぐ見つけちゃって、、『もっとちゃんと隠れてっ』って言った記憶ある。

焦凍:ふっ、じゃあ、そういうことだ。ちなみに俺はかくれんぼしたことねぇけど、、きっと会最ならすぐ見つけられる。見つけてみせるから。

会最:、、、そっか。

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