あなたside
悲しいけどいつまでも屋上でゆっくりしてることはできない
仕事あるし…
((ガチャッ
スタッフ「 あれ 、揉めてる感じ?? 」
「 もうすぐ始めようとかなと思ってたんだけど 」
スタッフ「 あ 、ほんと?? じゃあ始めちゃうね 」
スタッフ「 はーい 、曲かけまーす」
スタッフさんの声を合図に流れ始めた曲
今日はJAPONICA STYLEとBE CRAZYのぶり山さんを含めたバージョンを確認をするらしい
スタッフ「 おっと 、ぶり山さん大丈夫かな?? 」
痛そうに顔を顰めながら座り込んでるぶり山さんはすかさず 、渡辺さんがやった と指をさしてくる
確かに立ち位置は隣で 、何かやるには余裕で届く距離ではあるけど 、そんなことする訳がない
スタッフ「 うん 、俺も見たけど今はぶり山が自分で…… 」
確かにぶり山さんの服装は 、ニットにレーススカートと言ったダンスに不向きな服装
しかも靴はスニーカーではなく 、厚底で
ぶり山さんのやる気のない態度に3人がキレている時 、彼女が微かに私を睨んでいるのは気づかなほうがよかったのかもしれない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。