前の話
一覧へ
次の話

第1話

じゅういち
3,077
2022/10/18 20:59










あなたside

渡辺 兄
渡辺 兄
  あなた 、あなた 、着いたよ  
渡辺 妹
渡辺 妹
  んぅ…??  
渡辺 兄
渡辺 兄
  ん?? じゃないの 笑  
渡辺 兄
渡辺 兄
  お家着いたよ  
渡辺 妹
渡辺 妹
  ん〜…わかったぁ  
渡辺 兄
渡辺 兄
  ちょいちょい寝ようとしないで 笑  
渡辺 兄
渡辺 兄
  車降りてください??  
渡辺 妹
渡辺 妹
  んん…  


なんでここに居るのかは分からないけど 、起きたらお兄ちゃん家に車が止まってて

渡辺 妹
渡辺 妹
  んぇ…なんでここなの  
渡辺 兄
渡辺 兄
  お前らシェアハウスしてんじゃん  
渡辺 兄
渡辺 兄
  危ないっつーか 、俺が心配だから
渡辺 妹
渡辺 妹
  ん 、そっか  
渡辺 兄
渡辺 兄
  うん 、そういうこと  
渡辺 兄
渡辺 兄
  …はいどうぞ  
渡辺 妹
渡辺 妹
  お邪魔しまーす…  
渡辺 兄
渡辺 兄
  そこらに座っといて  
渡辺 妹
渡辺 妹
  はーい  


相変わらず化粧道具とか小物とかびっちりとしまってある

渡辺 兄
渡辺 兄
  なんかラフな格好に着替える??  
渡辺 妹
渡辺 妹
  んーそーする  
渡辺 兄
渡辺 兄
  俺のパーカーでもいい??  
渡辺 兄
渡辺 兄
  ちょっとでかいかもだけど  
渡辺 妹
渡辺 妹
  うん 、それでいい  


そう言って早足で別室に


お泊まりするのも久しぶりだなって 、ちょっと楽しみかも


今までご飯作って帰るだけだったからね


でも 、やっぱりシェアハウスでメンバーとワイワイしてた時間が暫くないことが少し悲しい

渡辺 兄
渡辺 兄
  はい 、これでいい??  
渡辺 妹
渡辺 妹
  うん 、ありがとう  
渡辺 兄
渡辺 兄
  あ 、このパーカってママたちに貰ったやつだよね  
渡辺 妹
渡辺 妹
  うん 、そう  


この服は両親が私とお兄ちゃんに色違いでくれたもの


大きくなったら2人で着てる姿を見たいからと言って 、大人用のパーカーを小学生にもなっていない私にくれた


今は亡き人になってしまったけど 、今でも大事に持ってるんだよね


ちゃーと着てるよ 笑

渡辺 妹
渡辺 妹
  ママたち元気かな…??  
渡辺 兄
渡辺 兄
  元気だよ  
渡辺 兄
渡辺 兄
  だってあの二人だもん 、仲良くやってるよ 笑  


私の両親が亡くなった日それは今でも忘れることが出来ない日


私がまだ保育園で 、お兄ちゃんは小学生のとき


いつも通り何気ない1日を過ごしてた


いつも通りの時間に家を出て、挨拶を交わして 、保育園に連れて行ってもらう


本当ににいつも通りだった


でも 、狂ってしまったのは暫くしてから


元々ままとぱぱは2人でお出かけする予定だった


だけど 、行く途中に信号無視の車が横からぶつかってきて帰らぬ人となってしまった


それを知らされたのはお昼前


保育園の先生に おじいちゃんがお迎えに来るから一緒に待ってようね って言われて


まぁおじいちゃんって言うのはジャニーさんなんだけどさ


でも疑問に思ったんだよね


だって 、朝は2人でお迎え行くねって言ってたから


だけどまだまだ小さかったからそんな頭では細かくは考えられなくて


いつしかおじいちゃんに会える喜びの方が勝ってた


暫くしたら 、おじいちゃんが迎えに来てくれた


でもなぜか学校に行ってるはずのお兄ちゃんもいて


でもね 、お兄ちゃん泣いてたんだ


よく見ればおじいちゃんも


だけど私はなんも知らされてないから 、何で泣いてるのかも分からないまま車に乗った


しばらくたって辺りを見渡せば 、向かっていたのは病院


病院は注射とかあるし 、怖いところって事くらい分かってる


行きたくない って言えば無理やり連れて行かれた


連れてこられた場所は少し寒くて 、静かな部屋


少し背伸びをしてみれば 、ままとぱぱがベットの上に横になってた


最初はね 、寝てるのかなって思ってたよ


けど体を揺らしても微動だにしないから 、小さいながらに何かがおかしいと思った


理解ができないまま立っていたらおじいちゃんが言ったんだ。私の両親が亡くなった日。


あれは今でも忘れない日。


私がまだ保育園でお兄ちゃんは小学生のとき。


何気ない1日を過ごしてた。


朝もいつも通りの時間に家を出て、挨拶を交わして、保育園に連れて行ってもらう。


ほんとにいつも通りだった。


でも、狂ってしまったのは暫くしてから。


元々 まま と ぱぱ、2人でお出かけする予定だった。


だけど、行く途中 信号無視の車が横からぶつかってきて帰らぬ人となった。


それを知らされたのは、お昼前。
ちょうど、お昼って時だったのかな。


保育園の先生に呼ばれて行ったら、おじいちゃんがお迎えに来るから一緒に待ってようねって。


でも疑問に思ったんだよね。


だって、朝は2人でお迎え行くねって言ってたから。


だけどまだまだ小さかったからそんな頭では細かくは考えられなくて、
いつしか久し振りにおじいちゃんに会えるって気持ちに変わってた。


で、しばらくしたらおじいちゃんが迎えにきた
まぁジャニーさんだよね。


そしたら学校に行ってるはずのお兄ちゃんもいて。


でもね、お兄ちゃん泣いてたんだ。


よく見ればおじいちゃんも。


だけど私はなんも知らされてないから何で泣いてるのかも分からないまま、車に乗った。


しばらくたって辺りを見渡せば着いてるのは病院。


病院は怖いの分かってる。


だって注射とかあるから。


やだ、行きたくない、、、って言えば、無理やり連れて行かれた。


連れてこられた場所は少し寒くて、静かな部屋。


少し背伸びをしてみれば、ままとぱぱが横になってた。


最初はね、寝てるのかなって思ってて。


それで体を揺らしても微動だにしないから小さいながらにもなんかおかしいと思った。


疑問のまま立っていたら 、おじいちゃんが言ってきた


お母さんとお父さん死んじゃった って


お空に行っちゃったんだよ って


そこでやっと理解して泣き崩れた


今までにないくらい泣いたな


その日は多分 、一日中泣いてと思う


今お母さんとお父さん、死んじゃったって。
お空に行っちゃったんだよって。


そこでやっと理解して泣き崩れた。


今までにないくらいに泣いたかな…笑









プリ小説オーディオドラマ