第69話
🍂北人×翔吾
翔吾side
翔『散歩って、いいね、』
北「うん、」
翔『もう秋かぁ、』
北「…うん、」
翔『…なーに?』
さっきから気分が落ちている北人の手をとって握る。
翔『なんかあったの?』
北「べーつにー?」
翔『絶対あんじゃん、言ってみ?』
北「…だってさぁ、
さっきから悲しいことばっか言うじゃん翔吾、!」
予想外の言葉に驚く。
あれ、俺そんな事ばっか言ってた?
北「もう秋とか、なんか別れ話でもしだしそうな
話し方だし、なんか俺、紅葉見てると
悲しくなる、。」
さっきよりも力を込めて手を握る。
北「翔吾に限ってそんなことはないと
思うけどさ、なんか、…なんていうか、
…不安、」
翔『え、い、いや、ごめん、そんなつもりじゃ…、』
そして立ち止まる北人。
北「こっち向いて、」
翔『、うん、』
北「ずっと、一緒にいてくれる?」
翔『うん。』
北「来年も、再来年も、一緒に紅葉見てくれる?」
翔『当たり前。
…てか紅葉悲しくなるんじゃないの?』
北「今好きになった。」
翔『北人らしいね。』
また手をとって歩き出す。
こんなにもずっと一緒にいたい
って思える人に出会えてよかった。
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