第8話

青色のペンダント#8
6,483
2019/04/15 10:45
作者
作者
はいめちゃ唐突の作者です。
【青色のペンダント】を読んでいただき、
ありがとうございます😇✨
そこで、質問なのです。ヽ(´・ω・`*)
面白いですか?(直球)
小説、分かりにくいですか笑
リヴァイさんが大好き過ぎて書き始めたのですが、
こんな自己満な小説を
どうか、これからもよろしくお願いいたします🙌💝
作者
作者
では、本編へ!






私は、その後キース教官に
訓練兵が寝泊まりする場所に案内された。
まあ…何て言うか
こじんまりしている小さな学校、みたいな。
キース教官
貴様は104期生達と同じ場所だ。
あなた
あなた
…はい、分かりました

やっと落ち着けるのか、と考えていると
奥から104期生と言われる人達が、ぞろぞろと出てきた。
思っていた人数よりも、遥かに越えていて少し驚いた。
キース教官
貴様ら!今日からは
あなたにも此処で訓練をしてもらう。
キース教官
エレン・イェーガー!
案内しておけ!
エレン
は、はい!

そのまま、キース教官はその場を去って行った。
今日から此処で訓練するとなると、この人達の
名前ぐらい知っておいた方が良いよな。
あなた
あなた
あなたです…よろしくお願いします
エレン
エレンだ。
よろしくな、あなた!

順番に挨拶していくと、
「ミカサ」が此方へ近付いてきた。
寝る所を案内してくれるのだろうか…。
ミカサ
…こっち来て、あなた
私を呼んだのは
赤色のマフラーを巻いていて、
少し長めの黒髪の子で
とても可愛らしい、印象の子だ。

こう見ると…104期生の人達は私と
同年代の人が多いのかもしれない。
でも、生きてきた世界が違う。
今まで辛くて…、苦しかったんだろうな。
ミカサ
此所が寝るところ
あなた
あなた
ありがとうございます、ミカサさん
ミカサ
…うん

何か言いたげだったけれど、
仲が良いって訳でもないし、今話したばかりだし。
馴れ馴れしくしても変な奴だと思われるだけか…。
いつか…言ってくれると信じよう。
サシャ
あなたさん?
でしたっけ、よろしくお願いします!
ミカサ
…サシャ・ブラウス。
同じ104期生

サシャさんか…。
一つ結びで、背が私より高くて
理想のお姉さんっぽいけど、
話し掛け方からして違うか。
あなた
あなた
(…リヴァイさん達何してるんだろう)

ふと、そんな事が頭に浮かんだ。
早くあの人達に認めてもらいたいな
と思うけど…難しいかもな。


基礎はあっさりだっけれど、
出来ないものも、出てくるかもしれないから。

それからは、私はミカサさんが
説明してくれた人を思い返した。


金髪の目がぱっちりしてる子や、
少し荒めに髪を結んでいる、茶髪の人。
皆個性があって、見ていて面白い。
ミカサ
…これで全員。
後、私はミカサ・アッカーマン
あなた
あなた
はい

こうしてる内に、消灯の時間になった訳だが。
1日で色々な事がありすぎでは、無いだろうか…

今まで経験した中で、一番多く人に会い 一番多く物事を知った日だ。
こんな生活も良いとは思うが…
疑問がいくつかある。


お父様は何処なのか、帰れる術はあるのか。
とても理解が出来ないのは、この2つだ。
帰りたい、と思う気持ちが強い内に
どちらかは…知っておきたい。



―翌日―
あなた
あなた
…朝か。

窓際のベットだっため、
そこから日が差し込んでくる。
それが眩しくて、思わず目を細めた。

なんだろう、この清々しい朝は…。
久し振りだな…こんな起き方は
隣のベットにはまだ、ミカサさんが寝ていた。

しっかり者のミカサさんが起きていない、という事は
まだ早い時間帯なのだろうか?
良く寝たような気がするんだけどな…。

案の定、まだ5時半。確か…朝食は6時半で、
朝の訓練が7時と言っていたはず。
まだ1時間も時間が、ある事を知った私は
部屋をそっと抜け出した。
あなた
あなた
…静かだな
本当に皆寝てるのか…。

きっと、訓練でとても疲れているのだろう。
廊下に出てみても、人一人いなかった。

昨日言われた場所に、水道があるはずだ。
そこで顔を洗ってから…また部屋に戻ろう…。
角を曲がると、水道があった。
でも、そこには一人顔を洗っている人がいた。
アルミン
…ん?

金髪でショートカット…の男の子だ。
失礼だが、女子と勘違いするぐらい
無邪気っぽくて可愛いかった。
アルミン
あ、昨日の子か!僕
アルミン・アルレルトだよ、よろしく
あなた
あなた
おはようございます、
アルミンさんも早いですね
アルミン
そう?先に起きてた方が楽だよ

やっぱり、自分の事を僕呼びで
他の人とは違う場所がある…。


話してて、変な緊張も無いし良い人なのかもな。
あなた
あなた
そうなんですね…
朝ご飯は6時半ですか?
アルミン
うん、そうだよ
一緒に行くかい?

笑いかけてくるアルミンさんに、
私は少しにこっとしながら頷いた。

この世界で人とこんな普通に会話したの
アルミンさんが、初めてかもしれない…。
アルミン
…そっか、じゃあ
外で待ってるね!

少し間があったのは気のせいだろうか。

まあ、何か企んでいる様に見えないし…
気にしなくても良いかな。

顔を洗ってから外へ出ると、
アルミンさんが待っていてくれた。


朝だからか、
ちょっと冷たい風が吹いていた。
それが丁度良くて、歩く足が自然と軽くなった。
アルミン
あなたちゃん
此所だよ~

中に入り、アルミンさんと話していると
少しずつ人が集まってきた。


ミカサさんやサシャさんも席に着いたので、
朝ごはんを食べるのだけれど、お腹が空かない。

何故だ?とても動いた、って訳ではないけれど
空いているはずなのにな…。
ミカサ
あなた、大丈夫?
あなた
あなた
あ、大丈夫ですよ

流石に、パンが食べれないなんて
恥ずかしい事は言えない。
どうしようか…捨てるなんて勿体無いし。
あなた
あなた
…ミカサさん、パン食べ__
サシャ
ぱぁん!?

私の言葉に反応して、ばっとこちらを
向いたのはミカサさんでは無く、サシャさんだった。
パン、好きなのだろうか。ならサシャさんに貰ってもらおうか。
あなた
あなた
口、付けてないので…
食べてくれませんか?
サシャ
はいぃ!!!
食べます!下さいませ!✨

手からパンを奪い取る勢いで、
パクパクと食べ始めたサシャさん。
それを真顔で見ている、ミカサさんに
つい、くすっと笑ってしまった。
ミカサ
どうかした…?
あなた
あなた
…いえ

こんな朝食、新鮮で楽しいなんて言ったら
反対に笑われてしまう。
ニコニコしながらパンを頬張る、サシャさんを
横目に見つつも、残ったスープを食べた私だった。


次回に続くё

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