第39話

青色のペンダント#34
3,510
2019/04/19 09:13





平和(?)な時間は終わり、絶賛 お説教を受けている途中。



一つ々の言葉が 心にグサッと音を立てて、めり込んでくる気が。


ミカサ
…あなた、本当に何もない?

まあ何故か、アルミンさんとミカサが居るんだけど…



幼馴染だからかな?と この状況でも そんな事を頭に浮かべる。




喋る度に 黒髪が綺麗になびいてて、同い年なのに大人っぽい。


羨ましい、って訳じゃないんだけど 生まれつき茶髪だから新鮮…なのかもしれない。




それに 声を掛けてくれたりするのも、ミカサなりの優しさが出ていると思う。



前 自己紹介をした時、背が170㌢もあるなんて 言ってたような ?


鋭く整った 目と顔付きで頼れる存在とか、やっぱり憧れる。












けれど 1つだけ気になる点があるのだ。



ミカサに似た人を…見た事がある気がする、という場所。




何と無く引っ掛かる。疑問に思った理由も あやふやだから。




訓練ではいつも 一番乗りでゴールし、座学も全て完璧なミカサ。



変な違和感がある…似たような人が居る と。





違和感があるのは、ミカサだけじゃないし…。



それは、格闘技で相手をして貰った アニさんとライナーさんだ。



背中をポンっと押された時 何かが動いたような感触があった…からだけど



リヴァイさんやエルヴィンさんに、証拠も無しに相談する訳にもいかない。



話すのはもっと先になりそうな予感が するが、それと同時に嫌な予感もする。


可笑しな予感が当たらなければ良い、と思っても またフラグ回収してしまうだけかも。




ぐるぐると回転させているだけでは 何も解決しないし、一旦話を聞こう。←


あなた
あなた
大丈夫だよ、ミカサ。
ミカサ
守ってあげれなくて…ごめん

私の目の前で、本気で悔しそうな表情してるのですが。



これ私がミカサを 虐めたみたいになってないかな…。


下を向きながらポツリポツリ呟いている ので、ちょっとだけ心配になってきた。



ハンジ
ハンジ
エルヴィン、会議の事は言わないの?


突然ハンジさんが、話始めた事に 少しばかり驚きながら


横目でミカサを見つつも 視線を部屋の奥へと移した。



部屋の隅に 腕を組んで立っているリヴァイさんは、無表情だし。



此所の空気全体が 今回の事で、何処かピリピリしている感じだ。



エレン
何も分からないんですけど…会議って?
あなた
あなた
(エレンさん、当たり前の反応だよ)


やっぱそうなるよね…と 密かに頷いていると、



いつの間にか後ろに居た リヴァイさんにぺしっと叩かれた。

反抗したところで意味無いのは…分かってるけど。


え?なに?突然酷くないですかね、?どう考えても私何もしてな…



リヴァイ
リヴァイ
お前に関係ある話だ、ボケッとしてんじゃねぇよ。
あなた
あなた
…えぇぇ??



頭を叩かれたかと思ったら、急に暴言まで ()





確かに、黒髪綺麗だなーとか 考えてた私も悪いとは思うけど…



自分の家族の事を 褒められてるんだから、そんなに怒らなくても、、、



















ん?私 家族って、何で分かって…。






















あなた
あなた
いッ…!!















バタッと音がした。










リヴァイ
リヴァイ
…おい!あなた!?






直ぐに駆け寄ってきた 足音と


リヴァイさんの声が、少しずつ 遠退いていく。





















あなた
あなた
…リ、











あの時と同じように 私の 意識は途切れた___…。







次回に続くё

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