第38話

青色のペンダント#33
3,580
2019/04/17 09:05






















ハンジ
何時いつまで その体制?
リヴァイ
リヴァイ
あ"?






無事に馬車までついたのは 良かったんだけど。














ハンジ
抱っこしたままとか、ヤバイよ?





言われてしまったけれど…大雑把に言うと、そうだ。





所謂いわゆる お姫様抱っこと言うもので リヴァイさんに運ばれた訳だが


何故かそのまま 抱き抱えられた状態で、馬車に乗られた。




段差があるから 乗ったら開放してくれるのかな?



とか言う私の考えは 虚しくもはかなく散った。







いや…考え方が甘かったのかもしれない。



必ず降ろす、なんて言われていないし フラグを立ててしまった私も悪いのかも。





本音を言うと 此処まで来る途中、全員の視線が突き刺さる感覚がした。



そりゃ…目立つよなぁ。 調査兵団の兵士長が 調査兵団の兵士を抱えているんだから。




人類最強って言われてる人が、お姫様抱っこで。「 お姫様抱っこ 」でだよ!?(((キャラ崩壊






あなた
あなた
(…そうじゃなくて)


取り敢えず…今 向かっているのは、調査兵団の兵舎。


エルヴィンさんに用があるらしいのだけど その前に私達を送り届けるらしい。

其処で牢屋のような場所に 連れていかれた理由も話してくれると言っていた。




ほんの少し 見張りをしていた兵士達が話しているのを聞いたが…



関係があるような話をしているようには 見えなかったし


聞き耳を立てているのを気付かれて、エレンさんに迷惑を掛けても駄目だ。




そう判断して詳しくは分からない。


私達が共通しているのは、巨人の力があるって事だけだし…その事なんだろう。



何を話されるのか 急に緊張してきて 無意識に寄りかかってしまっていた。




リヴァイ
リヴァイ
…寒いのか?
あなた
あなた
ひゃい…!?


そんな事を頭の中で考えていると

リヴァイさん、ハンジさん、エレンさんの前で 堂々と噛んでしまった。



周りで馬を操っている 何人かが クスッと笑った気がする。




あなた
あなた



ぼわっと顔が赤くなる気がして、隠したい…けど。



このまま手で覆い隠すと 恥ずかしいと思っているのがバれることになる。




自分でも変だとは思う…可笑しな所で負けず嫌いだなぁ、と。



リヴァイさんの膝の上なのにも 関わらず体育座りをして


子供のように 膝を抱えて頬っぺたや、口などを全て埋めた。




リヴァイ
リヴァイ
返事しねぇって事は、そうなんだな?
あなた
あなた
…?




あ、話を聞いていなかったのがバレた…。←




そんな事気にせずに、聞いてくるリヴァイさんに対して


私は心の中で そういう所は鈍いのかな?とか思っていた。




…確か、寒い?って聞いてくれたような…?


今更 答えるのは遅いのかもしれないけど、『寒くないです』と言おうとした。










リヴァイ
リヴァイ
…ん




あの時と同じように、目の前が暗くなった。



今まで以上にリヴァイさんの 匂いに包まれて、


私は 目を見開いたまま硬直してしまった。




ハンジ
だーかーらー!!!



ジャケットに くるまれたのだが、ハンジさんが怒ってる。


離れなくても良いかなー と思っていたけど お礼を言いながら



貸して貰ったばかりだけど返し、 リヴァイさんの隣に座り直した。





体温が遠ざかっていく。


寂しい気も…とか言える訳ないので 代わりにふぅ…と息をついた。



エレン
ちょっ!?此処馬車の上ですよ…!?





リヴァイさんの体を揺さぶりながら 言い合っている2人。(ハンジさん)




仲良いな、と前までは思えたのだけれど。





違う感情が少しずつ 混ざってくる気がして。



思わずその光景を直視できないまで、混ざり混んできている事を





私が知るのは もう少し先だろう。



















作者
作者
はーい、作者です!

書き方変えてみましたが、どうでしょう?
見やすいですかねー?(-ω- ?)

良かったら♥️&☆&💬よろしくねぇぇぇ!




次回に続くё

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