第10話

#10
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2020/04/17 09:02
高木 みお
高木 みお
わぁ.......!
音葉ちゃんから受け取ったヘッドフォンから流れ出した音楽は本当に凄かった。

聞こえてくるギターやピアノの演奏。

そして透き通った歌声。

全てが完璧で、聴いた人を魅了する。

そんな魅力が、この歌には詰まっていた。
宮部 音葉
宮部 音葉
かっこいいでしょ?
高木 みお
高木 みお
うん!
そういう彼女は少しだけ笑っていて、嬉しそうだった。

もしかしたら、共感してくれるのが嬉しいのかもしれない。
そういうところは皆と同じで、新しい彼女を見つけたみたいでなんだか嬉しかった。

私が嬉しさに浸っているとき。
クラスメート
みおー!
華澄
みお、こっち来て!
宮部 音葉
宮部 音葉
呼ばれてるよ
華澄ちゃん達が私の名前を呼んだ。

きっと何か聞かれるんだろうな。と思いながら立ち上がる。
高木 みお
高木 みお
うん、行くね
高木 みお
高木 みお
また歌のこと、聞かせてくれる?
宮部 音葉
宮部 音葉
もちろん

音葉ちゃんに手をふって華澄ちゃん達の方に向かう。
彼女は小さく、手をふりかえしてくれた。