隣の部屋では…
その言葉を聞いて潤が、ボソッと
潤がマル暴こと捜査4課にいた時、長年パートナーだった先輩刑事を殴った公園だった。それ以来、潤は『暴力刑事』のレッテルを貼られ厄介者と言われ孤立した。しかし、その件と男が、どう繋がっているのか解らないままだった。公園には送られてきた写真に写っていた時計と池に浮かんだアヒルのおもちゃ…
潤と翔はアヒルの浮かんでる池に沈めらていた船を引き上げた。
『バンッ』爆発音が公園に鳴り響いた。
しかし、それはプラモデルに仕掛けられたカセットの再生機から出た音だった…
松本の事情を知ってる…❓って事は、松本の関係者なのか…
一方、対策室では
二宮の分析を聞いて全員身構えた
みずきは一旦、みんなと合流して…
その時、またメールが届いた
『今も心に残る銃弾』
制限時間20分…
今度は、何処かの廃墟が写し出された
みずきは目を凝らして画面を食い入るように見た
それらの情報をピックアップすると5つほどの工場名が検索された
さらに絞り込んで川崎付近にある工場名が検索された。
潤と翔は急行した
『心に残る銃弾』と聞いて翔は誤射事件を思い出していた。あの場所は川崎の京浜環境の工場跡地だ。2人は至急現場に向かった。そこには写真と同じ時計があった…工場内を隈なく探すと頭上で爆発音がした。天井の梁の部分に先程の公園と同じ装置がアヒルのオモチャとともに仕掛けられていた。
みずきは再び男と向き合った
男:さぁ〜な
男:そんなに見たいなら、どーぞ
そう言って鞄を足で蹴ってから
『面白い物が、入ってると思うよ!』
そう言って薄気味悪く笑った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!