第5話

ストーリー5
118
2021/02/18 11:40
隣の部屋では…
二宮和也
二宮和也
荒川区・江戸川区・品川区のどれかだな…
その言葉を聞いて潤が、ボソッと
松本潤
松本潤
戸越北公園…
潤がマル暴こと捜査4課にいた時、長年パートナーだった先輩刑事を殴った公園だった。それ以来、潤は『暴力刑事』のレッテルを貼られ厄介者と言われ孤立した。しかし、その件と男が、どう繋がっているのか解らないままだった。公園には送られてきた写真に写っていた時計と池に浮かんだアヒルのおもちゃ…
潤と翔はアヒルの浮かんでる池に沈めらていた船を引き上げた。
『バンッ』爆発音が公園に鳴り響いた。 
しかし、それはプラモデルに仕掛けられたカセットの再生機から出た音だった…

松本の事情を知ってる…❓って事は、松本の関係者なのか…

一方、対策室では
相葉雅紀
相葉雅紀
ただの愉快犯じゃない❓
二宮和也
二宮和也
声に緊張がない…落ち着いてる。かなり余裕だな
二宮の分析を聞いて全員身構えた


みずきは一旦、みんなと合流して…
嶋川みずき
嶋川みずき
いたずらにしては、手が混みすぎてる。これだけの事をしているのに、あの落ち着き払った態度
大野智
大野智
だな…
嶋川みずき
嶋川みずき
切り札はまだ持ってる
その時、またメールが届いた

『今も心に残る銃弾』
制限時間20分…

今度は、何処かの廃墟が写し出された

みずきは目を凝らして画面を食い入るように見た
嶋川みずき
嶋川みずき
これ…この一斗缶、影の反対側…つまり南側が1番、錆びついてる
櫻井翔
櫻井翔
って事は、南側が海に近い
嶋川みずき
嶋川みずき
間違いない…それとこれ…オオバコとカヤツリ草。それが生えてるって事は酸性土壌。薬品工場、もしくは産廃工場だ
それらの情報をピックアップすると5つほどの工場名が検索された
さらに絞り込んで川崎付近にある工場名が検索された。

潤と翔は急行した

『心に残る銃弾』と聞いて翔は誤射事件を思い出していた。あの場所は川崎の京浜環境の工場跡地だ。2人は至急現場に向かった。そこには写真と同じ時計があった…工場内を隈なく探すと頭上で爆発音がした。天井の梁の部分に先程の公園と同じ装置がアヒルのオモチャとともに仕掛けられていた。


みずきは再び男と向き合った

嶋川みずき
嶋川みずき
ねぇ〜メールはさ自動送信❓それとも友達が居るの❓年は…30…いやもう少し上かな
男:さぁ〜な
嶋川みずき
嶋川みずき
その足元にある鞄の中身は❓
男の人が、どんな物を持ち歩くのか興味あるの
教えてほしいな
男:そんなに見たいなら、どーぞ

そう言って鞄を足で蹴ってから  
『面白い物が、入ってると思うよ!』
そう言って薄気味悪く笑った

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