〜放課後〜
さとみside
どうもさとみで〜す
やっと放課後だよマジ学校だる
てか担任の話長ぇよ
おかげでなーくん待たせてるよ絶対
ついでにジェル
なーくんに呼ばれてで来る
なーくんの後ろから出てくる
ノート2文字を書いて見せてくれる
普通に自己紹介しただけなのに
少しだけ驚かれてしまった……
俺なんかまずいこと言ったかな
馴れ馴れしかったか?
驚いた様子のままノートを見せられる
〜帰り道〜
(あなた)side
手を振って3人と別れたあと
真っ直ぐに家に帰った
|*´ー`*)ノ|Ю ガチャ
私には親がいない
小学生の頃にお父さんが交通事故でなくなって
母子家庭で一生懸命育ててくれた
お母さんも 去年無くなった
場面緘黙症の症状がではじめたのは
そんなお母さんが亡くなって
3週間くらいたって
久々に学校に行った日だった
急に喋れなくなって
いじめに合うようになって
家に引きこもるようになった
そんな時に先生が家に来て
近くの精神医療内科をすすめられて
見てもらったら場面緘黙症だとわかった
地元を離れるのは辛かったけど
少しでも前の生活に戻れるようにと
新しい学校に転校して
一人暮らしを始めた
ここでなら少しづつ元に戻れるかも
そう思った
夕飯を食べてお風呂に入って
ベットに横になると
相当疲れてたのか すぐに眠りについた
--------キリトリ線--------
(作者)
今日も最後まで読んでくださり
ありがとうございます
また次回お会いしましょう
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。