るぅとside
こんにちはるぅとです
僕sideは初めてですね
では、まず前回のおさらいからしていこうと思います
僕たちすとぷりと(あなた)ちゃんと帰った翌日
(あなた)ちゃんの机周りが水浸しに
僕たちすとぷりメンバーで後片付けをして
お昼休みまではなんともなかったんだけど
放課後なーくんと(あなた)ちゃんが遅れて来ると
(あなた)ちゃんの様子がおかしくて.......
という前回のお話の翌日話から始まります
昨日の放課後以来(あなた)ちゃんとは会ってない
いったいどうしたんだろう
そして、あの手話の意味はなんだったんだろう
なーくんやみんなは僕のこと頼ってくれる
すごいすごいって言ってくれる
けど、僕は.......
そう、結局のところそれしかないんだ
僕にできること、僕に出来ることってなんだろう
そんなことを考えていると、
音楽室の方からピアノの音が聞こえてくる
僕はいいことを思いついた
お昼休み(あなた)ちゃんを誘ってみよう
〜お昼休み〜
僕はお弁当を食べ終わるとすぐに
なーくんの教室に行った
クラスメイト
ごめんなさい (あなた)さんとは
約束があって(あなた)さんが
お弁当食べ終わるの待ってるの
少し残念だけど、先客がいるなら仕方ないかと
思っているとなーくんに呼び止められる
そしてなーくんからある作戦を聞いたので
僕はそれをみんなに伝えにそれぞれの教室に行った
放課後がたのしみです
〜放課後〜
(あなた)side
はぁ.......すごくだるい
事の発端はと言うと 昨日の放課後だった
〜昨日放課後〜
クラスメイト
ねぇあなたちょっと最近調子乗りすぎじゃない?
クラスメイトB
だから転校生のくせに
なーくんや ジェルくん
すとぷりのメンバーと楽しそうじゃないって話
クラスメイト
あんた家では普通に喋れるんだってね
それってつまりは
すとぷりにかまって欲しくて
わざと喋れないフリしてるんじゃないの?
クラスメイトB
そっかークラスメイトちゃん
あったまいい〜
クラスメイト
というわけでそんな嘘つきには
このノートいらないよね?
だって本当は喋れるんだもんね
そう言ってビリビリにノートを破いて
ゴミ箱に捨てられてしまった
最後にもしこれ以上すとぷりに関わったら
嘘向いてることをクラスメイト全員に言うからと言われて
そして今に至る 今日はいったい
なんのようなんだろう.......
クラスメイト
やっほ〜調子はどう?(笑)
ノート弁償してって 言いたいけど
言葉が喉に詰まって出てこない
クラスメイトB
ねぇ なんとか言ったらどう?(笑)
クラスメイト
は? なんて?
クラスメイトB
何言ってるのかわかんないな
はっきり言ってよwww
そのあと2人に踏みつけにされた
けど私は諦めずに ノート返すように言った
最後の一発おおきく振り被った拳が
私に迫るもうダメだと私は目をつぶった
おおきく振りかぶられた拳が
私に届くことはなくて
目の前にはなーくんが立っていた
なーくんに続いてジェルくんさとみくんも現れる
逃げようとした二人をとうせんぼするように
ころんくん莉犬くんるぅとくんも現れる
さすがの2人も観念したのか
降参した
お礼を言いたい……そんな事ないよ謝らないでって
言いたい……けど今は紙も何もない……
(すとぷり さとみ意外)
はーい
保健室につくと さとみくんが手際よく
消毒をしてくれる
お礼が言いたい……けど紙がない
だったら伝えなくちゃ……
3人が静かに私を見守る
ありがとうって言いたいのに
続きの言葉が出てこない
気づいたら目から涙がこぼれていた
(大人組)
……ッ
泣いていると 1番近くにいた
さとみくんが抱きしめてきた
ジェルくんは私の頭を撫でてくれてる
なーくんは膝をついて手を握ってくれる
まるで3人は王子様みたいで
今まで感じたことの無い嬉しさと
喜びで胸がいっぱいになった
なーくんが手を差し伸べてくれる
それに私は素直におおじた
そして仲良く校門前まで歩いて
るぅとくんたちと合流して
仲良く7人で帰りました
--------キリトリ線--------
(作者)
やべぇめっちゃ長くなった
というわけで今回も最後まで読んでくださり
ありがとうございました
また次回お会いしましょう
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。