パーティーの準備も整い、みんな席についた。
いつのまにか時間は経ってしまっていた。
すでに二日目が終わろうとしていた。
僕は、周りにいるメンバーに目を向ける。
なぜだか、頷かれる、
勘弁してよ
相談し合う剛健コンビ(笑)
珍しく坂本君が、協力的だ
↑内心うれしい?
サリーさんは、坂本君のグラスに自分のグラスを軽く当てた。
ちょっと嬉しそうな坂本君だった
僕はイナンのもとへいき、
僕は、イナンの手をとると、軽くステップを踏んで踊り始めた。
舞踏会の王子様ってこんな感じなのかな?
そんな、妄想を、しながら・・・
そして・・・俺(剛)は、ルキアが一人たたずんでいる場所へきた。
俺(剛)はルキアのとなりで、ただ黙っていた。
しばらく二人とも口を利かなかったんだ。
どう切り出していいかわからなくて・・・・
気づいてくれねぇかな
ようやく気づいたルキアさん。
こっちが探してしまっただろ!
俺たちは、15分くらい黙ったまんまだった。
不覚にもよくある同時発言だった、
譲らない・・・
剛は、そっぽを向いたままだけど・・・最後のチャンスだ!
言った!
い、言えた・・・
ルキアさんが涙を流してる・・・
剛!なんか言えよ!
なんで泣くんだよ!
そうしなきゃ、離れたくなくなる・・・
な、なにこれー遠回しの告白?
ルキアさんは、いなくなろうとしたけれど・・・
なぜか痛がるまね・・・・
心配するルキアさん。そりゃそうだよね。だけど、剛は・・・
そう言ってルキアさんに、キスをした。
剛は、ルキアさんを抱き締めた。
それから二人は、お互いを愛しいと思ったのか、遠慮しながら抱き合っていた。
なにも言わず・・・
付き合いたてのカップルかよっ
それを見ていたのは、
サリーさんは、信じられはないという顔をする
長野君と、岡田は、ある場所に来ていた。
長野君なら、そう言ってくれるって思ってた
そして・・・・
僕は足を止める。
イナンは僕の胸に抱きついて・・・
イナンを忘れようとしても忘れられないんだ。
最後の手紙と聞いて嘘だと思った。
もう、会えなくなるなら僕は・・・・・
僕たちが会話しているときに、
レンさんは、イナンの頭を撫でた。
三人は僕がいないことにようやく気づいたみたいだ。
僕は、三人のもとから逃げたくて海が見える丘に来た。
ぼくは、携帯を取り出す
もう、別れの時間が迫るのを確認なんかしたくなかったのに・・・・
1人、海を眺めていた。
みんながそれぞれお城に帰っていくのに、僕だけはなぜか歩き続けていた。
イナンとの思い出を噛み締めるように・・・・・
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。