第3話
あなたside
じゃあ先手は譲るよ。
どうぞ?
チッ…はぁッ!!
ドンッッ!!
!
私は拳を咄嗟に避けた。
…拳タイプか…。ま、どうにかなるでしょ。
ふぅ、
次、私ね。
私は瞬時に水を手のひらに集め
相手めがけて銃みたく打つ。
コポッ…バシュッッ!
ッ!…やるな。
でもこれじゃ俺には効かないぜ。
じゃ、俺は…
カチャカチャ、カチッ
…?
銃…かな。私に対抗しようってこと?
しかも、これはタダの銃じゃない。
チャキ
お前ら特化の専用武器なんだよォ!!
!?
ドドドッ!ドンッッドンッ!
ぁぐッ!
はぁっ?ッ、なんだこれ水の壁を貫いた…?
しかも腕に掠っただけなのに焼けるように痛い…!
っぅ、
…はは、甘いね。これぐらいじゃ
私に効かないよ?
どうなかなァ!?
痛そうに腕を持ってよぉ!?
…
ーーーーーーーーその頃おそ松たちはーーーーーーーー
(…もしかして)
ヤバそ?
…ヤバそうなようだか。
うん!やばいね!
あれって、異能力者特化の武器じゃん、
しかも最新式?持ってるっぽいし。
大丈夫かな〜、?
…
ま、僕たちの出る
出番では無さそうだしね。
待つとするかぁ〜
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あなたside
はぁッ!
…バシュッッ!
ぐぅっ、!
っ!(よし、今だ!)
はぁ!!!
ガシュ、ドンッ!!!!
ぐぁぁ!、つ、く、
ふぅ…
終わったぁ?
っくそ!今回はお前を逃がしてやる。
だか!まだ諦めてねぇからな!
諦め悪すぎでしょ…
じゃ、もう合わないことを願うよ。
トタタタッ…
タッ…タッ…
…
ふぅ
スゥ、おーーい!!!
!?
そこにいるの分かってるからね。
…
…大丈夫だった?
だ、大丈夫。
ほっ、なら良かった!( *´꒳`*)
ッ…///
?ホントに大丈夫?顔赤いけど…
!だ、大丈夫です!
ふふ、なんで急に敬語?
…まぁいいや。
その、聞かれたくないことかもしれない
けど…なんで追いかけられてたの?
うーん、まぁ色々とあったんだけど。
俺らマフィアなんでね、まぁ取引とか
するんだよ。そん時あっちがまぁ明らかに
俺らにとって不利益な取引を掛けてきてさ
あぁ、こいつらとは無理だなって
無理やり逃げてきたから…
…追いかけられてたってこと?
…ふむ、そういうことね!
要は大変なことがあったってことかぁ。
おーい!いちまっちゃん!
そこ俺が言いたかったんですけどー!
ヒヒッ、早いもん勝ちデース。
もう!兄さん達だけで言わないでよもー!
ギャーギャーギャーギャー!
おいこら、話を脱線させるな!💢
すみませーん…
はぁ…
ごめんね、えっと…
!
私はあなたの名字って言います。
名前は…その…
…言いたくなかったら言わなくても
大丈夫だよ。
あなたの名字さんね!
単刀直入に言うけどさ
君は…何者?
…見たと思うので分かると思いますが
私は…異能力者です。
ちなみにNo.は?
すみません。それは言えないです。
(それは言えない。だって…)
私が…"No.I"だから。
絶対に知られては行けない"秘密"だから。
ちなみに"No.I"、では無いよな?ニコッ
ッ…はい。
怖い…どうしよう。
うーん、"No.I"はどこにいるんだろうね?
君は知らない?
うん!知らないや。
そっかぁ、まぁでも!
僕たちを助けてくれてありがと♪
ありがとね!
い、イエ!
助かったのなら良かったです。
じゃあ、
またね。
じゃぁな!
じゃあね、
じゃあ…
まったね〜!
またねー♪
はい!また…
ん?
"また"ね…?
ねぇ、あの子ってさ
"No.I"だよね。
あぁ、あの力、髪色…
…情報と全て一致するな。
ふ、分かりやすいね。
気づかれないとでも思ったのかな?
つか、名前と能力で
すぐバレるでしょ…
だねー!可愛かったねー!
ね、鈍感で超可愛い♡
まさかこーんな所でお目にかかるとはね。
滅多にないでしょ!
まず、何処にいても合わないしね。
まぁ、これで情報が確かだとわかったし
場所もだいたい特定できるな。
ヒヒッ、俺らにあったのが運の尽きだね…♪
フフ、ね!
まぁ、だってさぁ?
俺/僕ら、あなたのこと狙ってるもんな?
うぅ、なんか寒気がするなぁ…?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…いかがでしたか!!??
ついにあなたの正体が分かりそうですね。
おそ松たちの目的も分かりましたね?
と、ここで補足説明です!
まず、異能力者達に付いている"No."とは?
簡単に言えば"その能力者の強さ"です。
No.の数が少ないほどその人は"強い"
という事です。ですが通常
一番目の人は"No.1、と書きますよね?
でも主人公あなたは"No.I"です。
その言葉が意味するものとは…
もう少し後でわかるでしょう。
てかもうわかっている人も居るかも
しれないですね。
ですが、今は敢えて答えは言いません。
ご想像にお任せします。
では!また次回の
作者の呟きでお会いしましょう!
⇧(勝手に作者が名ずけた。)
お粗末!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!