第13話

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2019/03/02 14:48
~モトキside~
ペケが熱を出す時はいつだって何かあった。
そして今日はペケがこの状態なのに彼女は見てないし、連絡がきてる気配もない。
ぺけたん
ぺけたん
…実は、別れたんだ。
モトキ
モトキ
は?
ペケが彼女と別れた…?
あんなにラブラブで、見ていて苦しかった。
モトキ
モトキ
なんで?
ぺけたん
ぺけたん
あいつは、あいつなりに俺のことを思ってくれたみたい。あいつはモテるし、俺より良い奴なんてすぐできるだろ。それでいい、それがいい!おれはあいつが幸せならそれで!
モトキ
モトキ
いいのか?…それで。
ぺけたん
ぺけたん
うん、もう腹はくくった。
十分すぎるくらいね!
モトキ
モトキ
そっか。
ペケがそういうなら…俺には口を出すことは出来ないから。
ペケが別れた。
どんな気持ちになればいいのだろうか。
それでも俺は、自分に正直だった。
ペケはなんだかんだ言っても、やっぱり悲しいと思う。
それなのに俺は、心のどこかではやった!と思ってしまう。最低野郎だ。
ぺけたん
ぺけたん
モトキ…?大丈夫?
気づくと俺は泣いていた。
喜びを感じてしまった罪悪感。それを消そうと必死になり、訳がわからなくなってしまった。
モトキ
モトキ
あ…ごめん!なんでもないから!
それより、何かあったら熱出るの治せよ‪w
ぺけたん
ぺけたん
あはは!ごめんごめん‪w
ペケの笑った顔が好きだ。
どんなに嫌なことがあっても、その笑顔を見れば元気になった。
モトキ
モトキ
ほら!デザートに果物買ってきた!
食べな!
ぺけたん
ぺけたん
やったーーー!ありがとうモトキ(*^^*)
その笑顔が俺だけのものになる日は来るのかな…?
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いちごミルク
うーっす!
今回も見ていただきありがとうございます!
主、あんまり看病らしい看病されたことないんですよね。
親に言っても『寝れば治る!寝ろ!』ってばかり言われてました‪w
まぁ風邪ひかないのが一番いいことですよ!
みんなも気をつけてね!
次回もぜひ見てください!


アデュー!!!

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