私は少し早歩きで案内をした
もう、ここまで来たんだからわかるよ絶対!!
炭治郎を待たせてたら申し訳ないのよ、
狂っと回れ右をして、走ろうとした時ガシッと手を掴まてた
えっ?
なんなのこの人?
急に手を掴んで…炭治郎が待ってるかもなんだから行かないと
この力だと直ぐに振り払える
だけど、ここで変な事をしたらめんどくさいし
下手すると、この人まで怪我をするかもしれないから大人しく捕まっといた
?!?!
ちょっと待ってよ、何?もう私たち付き合おうってなってるの?!
グッと顔を近づけてくる
うっ…やだっやめてっ
そんなことを言っても言うことを聞いてれない
初めての威圧感に、震えるしか無かった
だってこんな事を言われたのは初めてだったし、何より怖い
そう言って手を掴んでいる方に思いっきり力を入れてきた
痛いのは、小さい頃から慣れてるはずなのに今回は痛くて痛くて、思わず泣いてしまった
バッと手を掴んでいない方の腕を挙げた
足が震えて、動くことも出来ない
殴られることを覚悟した
パシッ……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。