第3話

第1ステージ〖恐怖〗/キャンプ地
49
2020/04/14 23:53
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「...あれ?地図が...何も表示してない?」
美凪 優空
美凪 優空
「え?ちょ、ちょっと待ってください...ほ、本当ですね...何故でしょうか?」
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「...ちょっとしてみるか...5分程ここで待ってて。ちょっと実験したいことがあるから。」
美凪 優空
美凪 優空
「?了解です。」
不知火 湊斗
不知火 湊斗
僕の考えは、この地図はステージ内を散策する事でマップがどんどん更新されるんだと思う。
「...とは言ったものの...ちょっと巨大生物が多いね。まあ、慎重にかつ大胆に進んでいこうか。」
湊斗は、森の内側を散策した。すると、
マーキングという物があり、色んな所に印と座標を付けることが出来た。しかも、人は地図に表示される為、全員の場所が確認出来る。この機能を沢山使っていると、偶然だがキャンプ地と書かれた場所を見つけた。
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「...あ、キャンプ地...どうしようかなぁ。通話で伝える?でも出来るかどうか...まあ、出来なかったら戻ろうかな。」
プルルルルッ...プルルルルッ...
美凪 優空
美凪 優空
あら!湊斗さんから通話が来てますね。
「はい、なんでしょうか。」
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「あ、良かった。繋がったね。ちょっと森を散策してたんだけどさ、キャンプ地を見つけたんだよね。これって君達を迎えに行った方が良いかな?それとも、道を教えた方が良いかな?」
美凪 優空
美凪 優空
「そう...ですね。道を教えて下さい。あと、私達が来るまで出来ればで良いので、食料等を探してくれませんか?」
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「了解。じゃあ、その方から森が見える3時の方向をずっと真っ直ぐ向かい、池を見つけたら、そこの奥を進んでいって。あ、そこの水は飲めるらしいよ。」
よし、じゃあ食料調達をしにいこうか。と言っても、近くには果物や野菜、色んなものが畑や近くの木に実っている。うーんでも、実ってるって事は取りすぎると無くなってしまうか...となると、別の場所も確認しておこう。
湊斗は、キャンプ地を中心として、外周を見て回った。すると、キャンプ地の近くの木は殆どが果物で、地面には野菜が植えてあった。湊斗はそれをある程度回収したが、カバンも無いため、当然持ちきれなかった。すると、そのタイミングと同時にVRAの通知が来た。
今回、VRAの新機能を追加させてはもらいました。ただし、それはSP交換で、VRAをアップグレードしなければいけません。アップグレードは一回するごとに値段が上昇していきます。最初は500ポイントです。
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「へぇ...500ポイントか...キャンプセットも同じく500ポイントだから、2つを購入すれば...うん、そうしようか。後でゲームをして貯め直せばいいしね。」
アップグレードを確認しました。VRAのアップグレードが可能になりました。アップグレードしますか?

YES / NO
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「勿論YESで。」
すると、VRAが光だし、色が変わっていった。その光が収まると青色のパネルになっているのが確認できた。
アップグレードが完了しました。今回追加した物は、パネルの色を変更出来る色別機能と、資材を保管できる収納機能が追加されました。なお、収納機能の容量を拡大したい場合は、BPを使い、収納機能をアップグレードする必要があります。最初は100ポイントです。
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「100ポイント...なら、やってしまう?いや、容量が無くなった時に足りないと感じたらしようか。取り敢えず今持ってる物を全て収納機能に入れて...あと、色も紫色に戻しておこうかな。」
まだ収納スペースに余裕があるね。いやでも...武器も収納しないと駄目だから少しは開けておかないとね...まあ、あと少しなら普通に入るね。じゃあ次は...あ、そうだ。皿とかも必要だね。お父さんに教えて貰った方法で食器とかも作らないとね。まずは木を切るところからだけど...うーん...BPになにかあれば良いんだけど...
そう言いながら、交換画面を見ていると、斧が見つかった。(殺傷能力皆無)
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「よし、これを交換しよう。ポイントも100ポイントだしね。...よし、じゃあこの何も無い木を切るか。」
その木を倒すと、ゲームでいうドロップ品のような物が現れた。1つは丸太で...もう1つは苗木だった。その苗木の説明を見てみると、

名前は神授の木
詳細は、ランダムで木が出てくる木。植えてから一定時間空けると成長する。

と、かかれていた。
不知火 湊斗
不知火 湊斗
「さしずめ木材ガチャ...といった所かな。これは、楽しみだし、もう数本だけ同じようにやっておこうかな。.....ふう、こんな感じかな。よし、スペースも銃を入れるスペースしかないし、そろそろ帰ろうか。」

プリ小説オーディオドラマ