エース「おいおいおいおい、これ結構やばくね?」
ケイト「うーん……これは、流石に…ね」
ハーツラビュル寮の生徒は、慌てた様子で
レオナ「おい、ラギー」
ラギー「…はいっス」
レオナ「分かってんな」
ラギー「そりゃもちろん」
サバナクロー寮の生徒は、妙に落ち着いて
フロイド「俺もう帰りたーい」
ジェイド「ダメですよ、フロイド」
アズール「……」
オクタヴィネル寮の生徒は、普段とあまり変わらず
カリム「……」
ジャミル「……」
スカラビア寮の生徒は、怖いくらい静かに
ルーク「…」
ヴィル「あー、胸糞悪いわ」
エペル「……」
ポムフィオーレ寮の生徒は、イラついてる様子で
リリア「所詮人間の問題じゃ……が、ちと気に食わんのぉ」
セベク「はい!!その通りでございます!!」
ディアソムニア寮の生徒は、多少ピリピリしているもののいつもと変わらず
イデア「あ"あ"~、早く部屋に帰りたい……ていうかなぜ拙者がこんな面倒な事に巻き込まれないといけないでござる???」
オルト「兄さん!今そんなこと気にしてる場合!?」
イグニハイド寮の生徒は、何故かいつも通りの様子
各寮事に多少……の誤差はあれど、結構やばめな所まで来ているのには理解していた
ガンガンガンガン
デブー「あなた、うるさいぞ。そんなに早くあいつらが遊ぶのを見たいのか」
あなた「グルルルルル」
デブー「なら始めるとするかのぉ、おい、あれを中に入れろ」
「はい」
少女は、首から繋がれた鎖を必死に取ろうとしていた
だけど、鎖は太く硬い
簡単に取れるはずもなく、口周りに多少の血が着いている
デブーもその行動を辞めさせることはせず早く始めろと言っていると勝手に解釈し、始めようとしていた
何をするのか分からなかったクロウリーたちだったが、物陰に隠れて見えなかった生き物を見た途端、これは只事出ないと理解した
物陰に隠れて見えなかったそれは、自分たちより大きな大きなトラだった
鎖で繋がれていたトラが今、デブーの合図と共に子供たちのいる穴の中に放たれた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!