第12話

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2021/07/12 11:11
クロウリー「あなたはやってはいけない線を越えてしまった

ここであなたを見逃すのは教師としての名が腐ります」

デブー「は、はぁ!?そんな事知ったことか!!いいのか?こんな態度をとって!!国際問題になるぞ!!!」

レオナ「国際問題だぁ?」




クロウリーが話しはじめて、視線がデブーに集まる

いたたまれなくなったのか、声を荒らげて、言い返した

"国際問題"になる…………と

それに反応したのは、レオナだった





デブー「な、なんだ貴様は!!生徒風情がたてつく気か!?」

ラギー「そっちこそ、誰にもの言ってんスか?」

デブー「お前はハイエナじゃないか!!ハイエナが話しかけるなど、大問題だ!!!!」

ラギー「ですって、レオナさん??」

デブー「…………!?」





ラギーがレオナに話を振ったことで、デブーはレオナの方を見た

デブーは一瞬、心臓が止まったかと思う程にびっくりし、その顔は次第に青ざめていった

レオナの姿を見て驚いたのか?

いいや、違う

では、何にデブーは驚いたのだろう





























答えは簡単

"レオナ"という名に驚いたのだ

夕焼けの草原にいる者なら1度は聞いたことがある名

ましてや、貴族のデブーは王族の方の家族構成まで知っていた

……そう、夕焼けの草原には"レオナ・キングスカラー"という現国王の弟がいるということも









デブー「…は、えっ……な、なぜ……あ、あぁ、、そうだ、ここは……ナイトレイブンカレッジ…」

レオナ「そうだよ、今頃気付くなんて馬鹿だな」





レオナはあまり、政や国際パーティなどには参加していなかった

デブーも名は知っていたものの、本物のレオナ・キングスカラーは見たことがなかったのだ

偽物かと思ったが、

レオナという名前

そして、ライオンの獣人











デブー「あ、あぁ…………あ、あ…」














































彼を絶望のどん底へ突き落とすのには、十分すぎたのだった

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