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第4話

ー隠された嫉妬心。ー
「じゃあ弁当食べ終わったら、一回通してみよう。」

「はーい。」






あの日以来、私は毎日澤藤とピアノ教室に通い続けていた。


「明日から昼休みの時間も使って音楽室で練習しない?」

私の提案に澤藤は快く賛成してくれた。


「もう、歌詞覚えたの?」

「うん。覚えた。あとは微調整くらいかな?」

「すごっ。覚えるの早いな。」

「そう?自信持てたからかな?なんか楽しいって進んでできるようになった」





「頑張ろうな。」

「うん。」




ーガラッ………

「春歌?何してんの?澤藤も……音楽室なんかで。」


里歩?


「三河は俺とコンクールに出るために練習してるんだよ。な?」

「コンクール?何の?」

里歩は興味津々に話題に食いついてきた。


「俺、ピアノのコンクールに出るんだけどそのコンクールの条件が歌い手必須なんだよ。」

「へぇー。」

里歩の声が若干低く聞こえた。

「え、でもさ春歌って音痴じゃん(笑)。あ、そうだ!私が変わりに出るよ。私の方が絶対良いって!」

里歩は笑いながらそんなことを言い出した。






「………あのさ!悪いけど、俺のピアノには三河の方が絶対相性がいい。前に加藤の歌、聴いたことあるけど加藤が歌うと俺のピアノが主張されないんだよ。だからごめん。俺は三河と出るから。」


一瞬、冷たい空気が流れた。


「あ、あはは。そっかー。残念だな…じゃあ、頑張ってね…」


里歩はそう言い音楽室を後にした。


「加藤ってお前の友達?」

「うん。幼稚園からの友達。まあ、親友だよ。」





「そっか………。まあ、コンクールに出たらみんなに認められるって!」


「うん。ありがとう!」


「よし!始めるか。」


放課後。
いつも通りピアノ教室に行った。


「うん、いいね。バッチリじゃない!あと十日。この調子で頑張ってね!」




「「はい!」」



その日の夜に里歩からLINEが来た。

たった一言…………。



”ごめん、傷つけて”と


私は急いで返信した。


”大丈夫だよ!”


すぐに既読がつき返事が来た。
”ほんとにごめん。ありがとう”