校長室前までやって来ると、妙な威圧感と
プレッシャーに押された
上層部の者達、独特の雰囲気をかましだしている
そして心の中で状況を整理して、ドアを開けた
ガチャ ッ … ( ドアを開ける
校長室に入ると、まず上層部の者が目に入る
ドアを閉め、校長に勧められて上層部の
目の前の椅子に座る
上層部と話す際は、礼儀正しく敬意を持って接しろと
本家にいる時から教わった
あの悟でさえ上層部には礼儀正しいから
私もあの言いつけだけは守ろうと
営業スマイルで接する
こんな重要な話を校長室でしていいものなのか
更に、校長や教頭の目の前でしていい内容なのか
少し気になるところだが、そこには目を伏せよう
上層部は悠二が生きているとどこからか知らないが
情報を得たらしい
そんな汚い手口で昇級なんてしたくない
仮にその手で昇級したとしても胸を張って
呪術師と名乗れやしない
NEXT
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。