烏野高校に着くと土日ということもあり、
部活をしてる人しかいない
グラウンドにはサッカーをする人たちや
学校周りを走っている人もいる
恐らく、烏野高校の教師である人が話しかけてきた
すると補助監督が入校証を見せつけた
教師がそう言うと、補助監督が入校証を渡してきて
それを首にかけた
教師は何か言いたそうな顔をしてたけど
そんなのお構い無しに、学校内に入っていった
というわけで二手に分かれた
ほんっと、ろくに任務内容も教えないなんて
上層部は性格ひん曲がってるな
そんなことを考えているうちに、あっという間に
体育館に着いた
体育祭には誰かいるのか、声が聞こえてくる
そして私は、鉄で出来た重々しい扉を
両手で力強く開けた
ガラガラガラ ッ ...
扉を開けると、体育館にいる人達全員がコッチを見る
私の声だけが響き、みんなは一言も話さずに
コッチを見る
すると、一番偉い主将らしき人が話しかけてきた
怪しい者じゃないって自分では言ったけど
明らかに怪しい
真っ黒い服に、真っ黒いサングラスをかけて
おまけに背中には薙刀を持っている
怪しくないわけが無い
呪霊の気配がしないか、一通り体育館を見渡す
すると、呪霊では無いけれど目に止まった人物がいた
どこかで見たことがある顔
私はその子の元へ行き、グッと顔を近づけた
そしてお互い、沈黙の時間が続く
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。