昨日は何事も無く家に帰って来た
最初は月島と話す事も無くて気まずって思ってたけど
話が通じるヤツだし、性格が悪いと知って
案外嫌いじゃないな、なんて思った
そして今は朝
今から学校に向かうところ
昨日、新しく買ったサングラスをかけて
気分を変えて今日も頑張りますか、と心の中で唱えた
そういえば、昨日は特に何も言わずに
抜け出しちゃったけどアイツら怒ってるかな
まぁアイツらのことだし怒るってよりかは、
だるく問い詰めてきそうだな
その時は面倒臭いし及川に押し付けよ ()
そんなことを登校中に考えながら歩いていると
あっという間に学校に着いた
下駄箱でそんな話をしていると生活指導の怖い先生が
「 ネクタイちゃんとつけろ 」だの
「 靴はちゃんと履け 」だの色々言いながら
コッチに向かってくるものだから、私達3人は
直接怒られる前に素早く逃げた
走って逃げるてる間はずーっと笑っていた
花巻と松川が「 やばいやばい ( 笑笑」なんて
笑いながら言うものだからコッチまで笑ってしまう
なんか、普通の高校生になれたって感じ
そして2人とは教室前で別れて、少し時間ギリギリで
教室に入った
朝学校に来て、友達と冗談言いながら笑い合って
その後はなんやかんや先生に怒られる
これこそ普通の高校生って感じ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!