あなた『神様…………あなたはホントに居るのですよね?』
居たのならば……………
私の願いを聞いてください。
居場所が…………欲しいです……。
この願いは叶えられるのでしょうか?
叶えてくれるのでしょうか?
この願い…………叶えてください…。
お願いします。
朝
あなた『これ………渡さないと…』
学校
あなた『しゅ、宿題……やってきました……』
?『ごめんなさい……あなたちゃん……』
あなた『え?』
?『いじめてごめんなさい………』
?『これね、有紗ちゃんがね………』
?『こゆことはだめだって………』
?『言ってくれたの………。』
?『んで、よくよく考えたの………』
?『ダメなことしたなって……』
?『本当にごめんなさい……。』
あなた『……。』
驚いた…………。
有紗ちゃん……………。
ありがとう……………。
あなた『大丈夫だよ!皆、顔上げて!』
?『ありがとう………。あなたちゃん…………!』
?『お友達に………なってくれないかな?』
あなた『うん!いいよ!』
神様…………。
本当に居たんだ…………。
ありがとう…………。
神様…………。
居場所…………見つけた………!
ありがとう……………。
ありがとう………!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。