ナムジュンside
あなたちゃんの食が細くなるんじゃないか心配で
ユンギヒョン以外のメンバーで、
食べ物の買い出しに行ってきた。
普段のわちゃわちゃなんて
まるでなかった。当たり前だが。
他にもマンネラインはご飯を食べる気にならなかったらしい。
正直言えば自分も。
シュガヒョンが
あなたちゃんの言葉を遮った。
それも珍しく、
明るいはずんだ声で。
無理をしているなんて、他人がみても分かる。
シュガヒョンの頬には泣いた跡があるし、
目も赤く腫れている。
そうとう辛いはずなのに、なのに、、、
さっきよりも柔らかくなったあなたちゃんの表情に
安心したのか、つられたのか、
メンバー達も続々と席に集まった。
いつもは聞こえない
食器のカチャカチャした音が、
リビングに響いた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!