(こうなったら…悟君も殺して、
私の家で好き勝手させてもらおうかしら………)
ーーーーーーーー墓場
コイツ、幼い頃から
ずっと一人だったんだよ。
え?
親も兄弟もいなかった。
コイツにないものは、
家族だったんだ。
そう…だったのか………
あなたには幸せになって
もらいたかった………
でもっ…………
コイツの未来は、俺に
奪われたっ…
俺がっ………奪ったんだ…………
いや、違う………
あの時、ちゃんと周りを見てたら…
こんなことには………ならなかった………の、か………
お前自信を責める必要はない…
コイツも、お前だけでも
護りたかったんだろう………
お前を護ったのも、コイツの本心。
コイツは、死んだことに
後悔はしてないんじゃないか?
………………俺が護るべきなのに………
護られている………
お前は、悪くない…悪いのは
押した奴だ
カチッカチッ、カチッ……
あの、少し
墓場を見に行っていいですか?
えぇ、いいですよ。
ありがとうございます。
___
___さ、悟…………
ごめん……ごめん………あなた……
悟………
(あの子は……悟の友達の……)
(何か、サインを………)
ビィュゥッ………
っ…………………
?
あなた?…………
!
風の衝撃で落ちたのか………
買ったばかりの花の花弁が……
ゆっくりと、舞ながら…
落ちていった……
(これでいいかな………)
(あっ……)
ギュッ…………
悟は、何にも悪くないよ。
自分を責める必要なんて…全くない…
もうすぐ悟を護れるようになるから。
それまでまってて。
______悟。
!!?
どうした?
っ!い、今………あなたが……
(温かい………俺を覆ってくれる、優しい温もり……)
あなた………………(泣)
あなたは、何かを伝えたかったんだな。
お前はいい人を持ったと思うよ。
悟。
あぁ………んじゃ、行くわ
またな!あなた!
バイバイ。
ビィュゥッ………
あなた……
悟の髪は私の吹かせた風で髪が靡いていた。
ナビ
その髪は光に照らされながら反射し
悟の髪は美しく輝きながら、私の墓場を去って行った。
ーーーーーーーーーーーーー
ただいま戻りました~
おかえりなさい。
では、続きをしますよ!
はい!
ーーーーーーーーーーーー
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