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第6話

(Raul)
やっと慣れてきた、ダンス部の生活。最初は戸惑う事が多くって先輩に怒られてばっかだったけど、最近は安定して踊れてる。
佐久間大介
今の良かったよ!
ラウール
ありがとうございます!
こんな風に褒められる事も少なくはない。
佐久間くんいわく、俺は元々才能があるタイプの人、らしい。笑
ラウール
次の曲の振り付けってどうするんですか?
佐久間大介
うーん、どうしよっかな…。ラウールやってみる?笑
ラウール
俺ですか!?笑
帰り道、薄暗い夜道を佐久間くんと一緒に歩いてたらカツカツと後ろからヒールの音がする。

ここまでは普通だったんだけど、俺らが止まったら止まって、あるきだしたらまた歩く音がする。

なんだか気味が悪くて隣の佐久間くんを見れば、
佐久間大介
ラウール、行くよ。
と言われ、ギュッと腕を掴まれてそのまま走り出した佐久間くん。俺もそれに必死についていく。

しばらく走ったら、もうあのヒールの音は聞こえなくなっていた。
佐久間大介
あぶね、お前絶対狙われてたよ。
ラウール
なんで、俺って分かるんですか…?
佐久間大介
明らかにラウールの方見てた。
さっきのヒールの音を思い出すと背筋がゾクッとする。
ラウール
助けてくれて、ありがとうございます!
佐久間大介
狙われねぇように気をつけろよ。
佐久間くんがいなかったら今頃どうなっていたのかと考えるだけで恐ろしい。
ラウール
はい、気をつけます。
佐久間大介
まぁ、誰がお前に近づこうと、俺が触れさせねぇけどな。
!!

耳元でそんな言葉を言われて動揺してる俺とは対象的に、まるで獲物を見つけた狼のようにニヤリと笑った佐久間くんは、暗闇の中を去っていった。
ラウール
え、今の何…
顔が熱い。俺、照れてんの?佐久間くんにあんな事言われて…?
ラウール
触れさせねぇって…佐久間くん…
まだ耳に残る感覚にドキドキしながら、俺も駆け足で家に帰った。