そういうが聞かずに私は叫んだ。
そう叫ぶとハンナは『ボフン!』という音を立てるともとに戻った。
戻った瞬間、ケースのようなものに天使子ちゃんは投げ込んだ。
…いや扱い扱い雑くね?
すると羽を羽ばたかせてとんだ。
風に辺りながらも超上昇していく天使子ちゃん。
…ハンナ、大丈夫なのだろうか?
ある程度上に上がると天使子ちゃんはケースの扉を開けた。
…え?何してるの!?なしてるの天使子ちゃん!?
そのまま落下していくハンナ。
そして…
やけになって理性を無くすハンナは颯斗に噛みつく!
…それ誉めてんのか?
しかし一瞬風が弱くなる。
そこをついて下に降りる天使子ちゃん。
そういうと頭めがけて宙からキックをする天使子ちゃん!
うわぁ、痛そう…
そしてなんのおともなく倒れる颯斗。
私は少ししみじみとしてしまった。
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颯斗が目覚めると、身動きが取れないことに気づいた。
なんと、柱にくくりつけられていた。
そのみつあみをみた瞬間、颯斗は固まった。
ニッコリと笑う天使子の顔は、かなり(((殴
___いや、少し、悪い顔をしていた。
そういうと、颯斗の拘束は解かれた。
怯えながら言う茉優に颯斗はコクンとうなずいた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!