第8話
そこはオーでいきましょう?
ジリリリリリリリリ!
目覚ましの音が部屋になり響いた。起きなければ。
私は重いからだを布団から起こすと、ぐーんと背伸びをした。
私はだれもいない部屋に向かって挨拶をすると、パジャマを脱いで制服に着替えた。
顔をあらい歯を磨き、メイクをして髪も巻いて一回に降りる。
ここまでは、普通の人と同じ感じの朝のルーティーンだ。
…そう、ここからが普通じゃないんだな
私は今現在、擬人化されたタンスとスズメヘビと転生管理局からきた天使と同棲している。
そういって天使子ちゃんが差し出してきたのはバターが塗ってある食パンとイチゴのジャム。
うん、最後のひとつは絶対に要らなかったね
アルくん?ああ、アルのことか
まあ確かに、いつもよりは格段に静かな気がする。
うん、確かにこれはおかしいわ
うん、何かあるやつは絶対こう言う
天使子ちゃんのあまりにも重い言葉に私はビックリして口を塞ぐ。
私はこのときなぜか、絶対にアルのことを直さなければならないと言う直感が体のなかにめぐった。
どうしてかは、全然わからないのだけれど、解決しなければならないと思った。
…そこはオーでいきましょう?
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仲間…1
擬人化した回数…3
出会った敵…2
倒した敵…2