人じゃなくてタンスです、と言うツッコミはおいといて
シンファちゃんの口調が日に日に悪くなっていくの何?
用心深いな。
シンファちゃん、今日一の食い付き。
確かに聖人だな
まあ正論なんだけれども。
天使子ちゃんは、厳しくとげのある言葉で
ーーーでも、とても優しく暖かい言葉を発すると、
そういってあの空き家に戻っていった。
いえ、タンスが所有している家ではありません。
と言うツッコミを内心しつつ、シンファちゃんに近づいた。
踏みつけられたスズメヘビは、苦しそうにこっちを見た。
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私はそういうと動物用ケースの中に捕獲されたスズメヘビの上に手をかざした。
ーーー擬人化されろ、擬人化されろ…
ボン!という派手な音を立てて、高身長の男のが立ち上がった。
いえ、生物実験の駄作とかいうスズメヘビです。
うん、それには心のそこから共感したいと思います。
うん、それは私も思った。
…少し言いすぎてしまったかもしれない。
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仲間…ゼロ
擬人化した回数…3
出会った敵…2
倒した敵…2
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。