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第1話

プロローグ
318
2022/01/18 14:42
介或
介或
僕は今【しあわせ湯】にいる
なんで【カラフル】ではないのかと言うと、、
現在から遡ること数時間前ーーーーー
介或
介或
、、ここは、、
目を開くとそこには先程までとはちがう
景色が広がっている
介或
介或
兄ちゃん!、、ジュラン!、、ガオーン!、、
名前を呼び辺りを探すが介人たちの姿は見当たらない
と、足元に絵の描かれたものが転がっていることに気が付き拾い上げる
介或
介或
なんだこれ?、、スタンプ、、?
ヒロミ
ヒロミ
それを渡してくれるか?
スタンプを見回していると背後から声が聞こえ振り返ると
そこには男性が、3人と女性が1人
使い方も分からず元に戻るにも役には立たないと思い投げ渡し
その場を立ち去ろうとした
ヒロミ
ヒロミ
君、この辺りの街では見ない顔だな
ご両親は?
大二
大二
なんで君みたいな子供が森の中に?
介或
介或
こっちが聞きたいよ
そう答え歩き出す
だが後ろからの足音に試しに走ってみる




介或
介或
ついてこないでもらえるかな
介或が声をかけると後ろからつける足音は止まった
ヒロミ
ヒロミ
子供を一人で森の中を歩かせておく
訳にはいかない
介或
介或
あっそ
再び歩き出そうとした時
視界がグラッと揺れ倒れかけた
一輝
一輝
大丈夫か?!
だが一人の男性に支えられて倒れることは無かった
一輝
一輝
頭、怪我してるじゃないか
介或
介或
大したことない
ヒロミ
ヒロミ
大したことないなら何故ふらついた
そう言うと1人の男性はその場から少し距離を置いた
介或を支えている人、距離を置いた人以外は近くにいるがこちらを見ていない
バイス
バイス
一輝、、小声で
一輝
一輝
なんだよバイス小声で
バイス
バイス
なんか嫌な予感するんですけど、、?!小声で
介或は、支えている人を押し倒し掴んだまま距離を取る
そしてギアトリンガーを突きつける
大二
大二
兄ちゃん!
さくら
さくら
一輝兄!
ヒロミ
ヒロミ
その人を離せ
介或
介或
なら、僕にもう関わるな
介或はそう言い放つと
一輝を突き飛ばし走ってその場を離れる






介或
介或
並行世界間ゲート、、どこ行ったんだ、、
あれからどれくらい経ったのだろうか
ここへ来た時は、明るかった空は
夕陽で赤く染まっていた
だが、初めてくる地。
どこにいるかも分から
ヒロミ
ヒロミ
その様子、何か探し物か?
背後から声がし振り返ると
先程の男性が
介或
介或
はぁ〜
僕に関わるなと言ったはずだけど
ヒロミ
ヒロミ
それは出来ない話だな。
君、名前は?俺は門田ヒロミ
介或
介或
僕は、五色田介或
ヒロミ
ヒロミ
そうか。申し訳ないが介或。
君はフェニックスの監視対象だ
介或
介或
フェニックス?
なんだそれ?鳥?
僕は聞いたことのない言葉に反応した
ヒロミ
ヒロミ
知らないのか?
介或
介或
悪いけど知らないな。
そもそも、僕はこの地球に初めて来た
ヒロミ
ヒロミ
何を言っている
今度はヒロミの方が反応した
介或
介或
まあ。信じるか信じないかは
ヒロミさん次第だけど
介或は歩き出そうとしたが
また止められた
ヒロミ
ヒロミ
行くあてあるのか?。ないだろ?
良いところがある。来ない
介或
介或
良いところ?
そう言われヒロミについていく
しばらく歩くとヒロミは、一軒の銭湯の前で立ち止まった
大二
大二
ヒロミさん、こんな時間に、、
その子、、
一輝
一輝
大二〜って、ヒロミさん!
それに昼間の
ヒロミ
ヒロミ
こんな時間に悪いが、ご両親はいらっしゃるか?
一輝
一輝
居ますけど
何かありましたか?
ヒロミ
ヒロミ
ちょっと頼み事があってな
大二たちの案内でヒロミと共に中へ入る
一輝
一輝
そこに掛けててください呼んできますね
辺りを見回していると
ふと一枚の写真が目に入る
幸実
幸実
ヒロミさん、お待たせしてすみません
元太
元太
今日はどんな要件で?
ヒロミ
ヒロミ
ご無沙汰しています。お二人お願いがありまして
今日はお邪魔しました
幸実
幸実
お願いですか?
ヒロミ
ヒロミ
この子を預かってもらってもよろしいですか?
元太
元太
ヒロミさん、この子は?
介或
介或
五色田介或です
僕はお辞儀をした






介或
介或
そんな訳で僕はこの【しあわせ湯】にいる

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