第3話

通知
33
2018/08/16 00:18
双司目線❝❞

俺のスマホに通知が来た。

俺の大切な彼女からで、その内容はいかにも深刻そうなものだった。

不安になり、俺は彼女に電話をかけた。

プルルルルッ

プルルルルッ

プルルルルッ……

ガチャ

「もしっ」
『もしもし!?ゆい!?』

「なっ!双司くん!?」

「どーしたの?」

『どーしたのって……今日言わなきゃいけないことがあるなんて通知が来たらびびるだろ?笑』

「ご、ごめん……」

『で?なんだったわけ?内容は』

「……」

「……」

『……』

『?』

『ゆい?』

「ごめん。双司くん。私。」

「別れたいの。」

ズキンッ

その言葉を聞いて何かが心に刺さった気がした。


……

…………


『そっか。ゆい。』

『今までありがとう。』

「こちらこそ」

「じゃ。ばいばい。」

ブツッ

ツー

ツー

ツー


『ゆい……』

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