四時限目のチャイムがなるまで
3,2,1…………!
キーンコーン、カーンコーン…と鳴るチャイムの音と同時に立ち上がる。
「早く行って、会長に会いたい。」
そんな感情を共に、教室から出ようとする
……が
……嫌な予感……((
ほら当たった、予感的中〜っ!!!
もう、なんでこんな焦ってる時に言ってくるかな〜?!
かと言って俺、成績あんま良くないし……((
行くしかないじゃん……っ!!!
せっかく、会長と長い時間話せるかと思ったのにぃぃ!!
笑顔が引きつっていることに気づきもしない先生は、教室から出ていく。
訳も分からず、ただ少しのいらだちを込めて立ち尽くす
……嘘でしょ、?
なんで今日、俺なの???
先生狙いにきてんの?!
で、結局俺一人って……泣
これじゃ、昼食べれるかすらわかんないじゃん……
会長と話せるチャンスかと思ってたのに……
しかも、以外にこれ重いぞ……??
ちょっとバランス崩したら落とすって……((
意味もなく、懺悔の代わりに叫ぶ。
・ ・ ・
頭上から降ってきたその声は、
まさに、今俺が考えていた人だった。
予想もしてなかった急展開に頭が真っ白になる。
あ〜っもう!!
会長に喋りかけるんだ俺!!
緊張なんて忘れろ〜っ!!
……ミスったァァァァ!!!
今日明らかに曇りだし!!
晴れてないし?!
うう……泣
穴があったら埋まりたい……泣
会長の優しさが身に染みるよ……泣
ドキッ//
笑ってくれた…?
……いつも、みんなに向けられてる笑顔が
今は、俺だけの笑顔だなんて
「会長は、笑った顔がかわいい」
なんて、きざな言葉が出そうになり、すんでのところでその言葉を飲む
俺の物語にまたひとつ、何かが貼られていく
さっきのドキッ、と一緒に。
まだ、言葉のない感情が彩っていく
やっぱり会長は優しい……
振り向かずに、少し片手を上げて去っていく背中は
俺よりも男らしくて
釘付けになってしまう
でも
誰よりも
笑う顔は優しくて
みんなから人気で
面倒見のいい先輩
でも
ほんの少しだけど
先輩といられてよかったな












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!