第46話

ペン
5,637
2021/08/02 06:41
中島くん
中島くん
おはよ、あなた
あなた
おはよう、、、いってきまーす
ふうまく、、、あ、中島くん
あなた
来てくれたの
3人で行くの?
中島くん
中島くん
はい、、、
あなた
2人で行くよ。ふうまは、夏菜子と行くって。
中島くん
中島くん
え?ほんと?
そんな事、昨日言ってなか、、
あなた
子どもの事に、クビ突っ込みすぎ。いってきます



























不安しかない。









中島くんと歩いてても、


廻りの女子がどんな目でみてるかとか、


電車の窓から見える景色とか、、、、





何もわからなかった。



















お弁当食べよって、松島くんが机をくるっと向きを変えたとき、







そこにあったマジックが私のスカートに当たり、







膝でワンバウンドして、ふうまの足元に転がった。























なんてことしてくれたのよ、、、















あなた
ごめん、ありがと
ふうま
ふうま
キャップは?
あなた
あれ?してなかった、、、?





と言いながら、ペンを受け取った、、、瞬間、、、








ふうま
ふうま
お前、何やってんの?!
ふうまが私の左手をこじ開けた。











ーーーふうまの手はいつも、すこし冷たい。











あなた
え?!なに?
ふうま
ふうま
だから、キャップないんだってば。










私の左手のひらは、マッキーで真っ黒になった。




















ふうま
ふうま
膝も、スカートも、、、
マッキーがご丁寧に付いてた。











松島くん
松島くん
あなたちゃん、ごめーーーん
あなた
ううん、大丈夫!洗ってくる







ふうまにペンを渡して、私はトイレに逃げ込んだ。















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