第29話

カフェ___☼
594
2018/07/10 16:11
ジヨン
あなたや、どこにあるの。
you
もう少しだから。
結局私はジヨンに付いてきてもらい、
カフェに向かっている。

私が今きたら、なんて顔するだろう。
you
あ、そこだよ。
ついたここは、懐かしいあの場所で。
横開きのドアの横には小さなポストがあった。

"ポストなんてあった?"
ジヨン
ねぇあなたや~
開いてないみたいだけど??
you
おかしい、だって今日は火曜日でしょう?
定休日は水曜だよ
少し戸惑いを覚えながらも、
仕方ない,そう思った。


私は歩きだそうとした時、
ジヨン
ねぇ、これ、何 ?
ジヨンが指さしたのはポストで、
ポストの横には 何かメモが挟まれていた。

そのメモの字はなつかしく、愛しい字だった。
you
" Joshua hong "
私はその字をみた瞬間、何故か、何故か
瞳から零れ落ちたものを 手で拭うのに精一杯になってしまった。
ジョシュア
 " るかへ "

" これをみたら 、 ここに来てね。 "
そこには住所と地図が書いてあった。
大して絵は上手くないはずなのに、 伝わるように書いてくれてるのが伝わってきて、 それがより一層私の涙を止めなかった。
ジヨンは、私に対して何も言わず、ただ私をみていてくれた。

あとから気付いたが、 ここの店はもう閉店していて、誰もいない状態だった。

私、ジョシュアくんに話さなきゃ。
いろんなこと、大事なこと。

次はジヨンには頼れないよ。
自分で、 自分で ちゃんと話すんだ。

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