~角名side~
屋上で昼飯食べて教室戻ってきた時
いつも棘と一緒にいるあなたの下の名前がいなかった
まぁ、トイレとか誰かと話してるんだろうなって思ってた
その時クラスの女子の会話が聞こえた。
モブ女1「ねぇ、、、さっきの先輩やんな、?」
モブ女2「え、やんな、?あの先輩よな、?」
モブ女1「大丈夫なんかな、あなたの下の名前ちゃん、」
モブ女3「あなたの下の名前ちゃんかわええから、、、心配や、」
モブ女2「あの先輩ら脅しがすごいって聞いたで、」
モブ女3「しかも、他校の女子狙ってること多いんやって、聞いたことある。それに私さ、その先輩に...襲われかけた、」
モブ女1「はぁ!?ちょ、それあなたの下の名前ちゃんホンマに危ないやんっ、先生言いに行こうよ、!」
は、?????
ガタンッ
ガタッ!
急に棘が立ち上がって
慌てて外に出た。
治、棘、考えてる事は多分一緒よな。
廊下に出て急いであなたの下の名前の居場所を探した。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!