明日体育あったんだ。
...........
みんなもざわざわしだして。
何言ってんだ、この人。
いやこの先生アホすぎだろー......
言い返す気力すらも失う。
.......よくわからないまま。
みんなはぞろぞろと動き出した。
山?なんで山なんだ。
私が山について考えていたその時。
え、待ってこの女の子って...!!
この前告白してた子じゃ...!
でも今も奏耶にすごいアピールしてるよね?
この子と奏耶と同じチームなら、
絶対私だけ取り残される...
それは無理!!
私の顔が恐怖映像すぎて、若干瞬が引いてる
気もするけど。
ふぅ、これで最悪瞬が話し相手になってくれるはず....
大満足だ。
きっと、班のみんな。全員。
って思ったけど、1人だけ気にくわない人が
いることを、私はまだ知らなかった。
____________________________
そして山の日。
なんか山の日っていうと祝日みたいだな笑
学校からは小1時間で着くらしい。
え。じゃあ。
座っていた奏耶が私の腕を引いた。
そのままバランスを崩してしまった。
苦手だから.........だよね。
そうだよね。
うん。私もだし。別に。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!