蓮「ゴホッ……なんで……あやまるん?…ゴホッ」
『私ね、正直自分の事が気になってた、誰なんだろう、何処から来たんだろうって』
蓮「!……うん…」
『でも…私がどこの誰でも、そんなのもうどうでもいい』
蓮「…え…?」
朝起きた時、みんないなくなったのかと思った
すごく怖かった
『私にとって大切なのは、蓮くんとの、みんなとのここでの毎日なの』
蓮「あなた…」
『昨日はごめん、もうあんなこと言わない……』
だから
側にいて
蓮「……うん…ゴホッ……僕こそごめんね、きつく言っちゃって……」
『ううん』ニコ
蓮「あなた…ありがとう……大好きだよ」
蓮くんは安心したのかすぐに眠りについた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。