第38話

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2021/01/12 08:58





蓮「っ…はぁ」











また1日が始まった








奨くんがご飯をもってきてくれて、純喜が話をしにきてくれる




2人とも僕を元気づけようとしてくれてる












分かってる、立ち直らないと
































でも涙がとまらないんよ









どんな時でもあなたを忘れられないんよ



















ふと机の上の香水が目に入った










蓮「あなた、この香り好きだったな」








しばらく付けてなかったな

















花壇の手入れも












部屋の窓から覗いた












蓮「わぁ…」





ガチャ








久しぶりに見た花壇はあの時のまま綺麗だった
















蓮「純喜と奨くんかな…」ニコッ














あとでお礼言っとこ










そう思って窓を閉めようとした瞬間






























フワッ
























香水、いや蓮の香りがしたような














蓮「……?、蓮の花はずっと前に散ったのに…」





















もう一度庭を見下ろした
















































蓮「…っ」





バタンッ




















奨「うわっ、蓮?ご飯もってきたけど、ってどうした?!」






蓮「っ、はぁ…庭にっ…」








ダダダッ












涙でほとんど前が見えなかった








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