第6話

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2020/09/20 11:43

3人でリビングへ向かった






奨「おっ!ちょうど呼びに行こうと思ってたんだよ。ご飯できてるよー」



『うわぁ……美味しそう……』


ちょっと大きなテーブルにはお洒落に盛り付けられたディナー



純「よっしゃーー!!食べよー!!!!」







蓮くんの向かい側に座った



蓮「じゃあ…改めてあなたちゃん、ようこそ。これからよろしくね!乾杯。」ニコッ


奨「乾杯!」


純「かんぱーーーーーい!!!!!」













目が覚めた時はあんなに不安まみれだったのに














記憶が無いのは変わらないのに














心は少しずつ満たされている






そんな気がした











『っ……おいしい』



奨「ほんとー?良かった!」





なんだろう……安心感…………?





そんな味がする












蓮「…」ニコニコ



『……』パクパク


蓮「…」ニコニコ



『…………』パク…パク……



蓮くんにすごく見られているような気がする……





『チラッ……蓮くん?…何でしょう?』





蓮「いや〜美味しそうに食べるな〜って。かわいいな〜って」



『ゴホッ…?!?!、かわ………やめてください!いきなり……』


蓮「んふふ」




いきなりそんな事言われたら

びっくりしちゃいますよ











満足そうな蓮くんがその後もこっちを見てくるから
じっくり味わえなかったよ…















奨「じゃあみんなお風呂でも入ってきな〜」


『片付け私も手伝いますよ!』


奨「えー?いいよいいよ!」



純「せやで!」

奨「ってなんで純喜が言うの!純喜は何もしないくせに!」




蓮「あなたちゃん倒れてたわけだし、お風呂入って今日は早く寝た方がいいよ?」


『え〜……じゃあ次は何か手伝います!』


奨「そうだね。今度お願いするかな。」




蓮「お風呂の場所分かる?」


『うん!さっき行った反対の棟の1番奥だよね?』


蓮「そう!迷わないようにね!行ってらっしゃ〜い」ヒラヒラ










なんだかみんないい人そうだし






ご飯も美味しいし



















ずっとここに居てもいいかも









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