第8話

8*
405
2020/09/21 08:02

チュンチュン…





『…っん……………朝か………ふぁぁ……』






結局あんまり眠れなかった…





とりあえずリビングにでも向かうか















階段を降りると彼の姿が見えた





蓮「わぁあなたちゃん!おはよ!」



『!!……おはよ…』



蓮「昨日はよく眠れた?」




『う、うん!』



蓮「そっか!朝ごはん食べに行くところなんだけどあなたちゃんも行く?」


『いく!』





れっつごー!なんて言って朝から元気な蓮くん






昨日のは何だったのだろうか…















奨「蓮!あなたちゃん!おはよう」




『おはようございます!わあ!朝ごはんも美味しそう…』


奨「たくさん食べてねー!」




本当に美味しい…幸せです…













蓮「そうだあなたちゃん!今日一緒に散歩しに行かない?」





『 散歩?』



蓮「うん、お庭の花もちょうど満開なんだ」





『行ってみたい!』




蓮「ふふふ、良かった〜!僕いったん部屋に戻ってから行くから、玄関の前で待ってて?」



『わかった〜』















ご飯を食べ終え玄関へと向かう













その途中どこも綺麗に掃除されているこの屋敷には相応しくなく、床が土?で汚れていたのを見つけた




『なんでこんなとこに土…いや石…?』


よくよく見ると、それはレンガの破片のようなものだった



なんでだろ?


あとで奨くんに言っておこう




















蓮『あなたちゃん!お待たせ〜、行こっか!』












お庭は屋敷の裏にあるらしい





隣に並んで歩いていると



フワッ


…いい香り







優しいお花のような…香水かな?




蓮「あなたちゃん?」


『いい香りがする…』


蓮「あ!これね〜実は手作りなの!」

『え!香水を?つくったの?』

蓮「うん、お庭のお花で






ほら、あのお花」









蓮くんが指す方には美しい青色の蓮の花が池の上に咲いていた



『うわぁ…きれい………』















蓮「蓮の花って3日くらいで散り始めちゃうんだ、しかも朝にしか花は開かないの」













『そうなんだ…なんだか切ないね』






















蓮「…ね…でもこんなに綺麗、香りもいいし、好きなんだ」

























『うん…私も好きかも』







蓮「えへへ…嬉しい」ニコッ





それから他のお花も紹介してくれたり



2人でのんびりと過ごした



















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