それから何日か経ったある日
ザァァ
外は雨が降っていた
蓮「雨すごいねぇ……」
『ね、今日は外出れなそう……っ』
ザァァァァ
雨の音が頭の中でする
蓮「あなた?どした?」
『…ううん、なんでもない』
ピカッ
その時、窓の外が光を放った
バァァァァァァァンッッ!!!!!!!
『きゃああああぁっ』
死んだかと思った
蓮「うわあ、雷落ちたね」
思わず抱きついた蓮くんは淡々としていた
蓮くんって感情ないの?
蓮「にしても、近くだったな…」
奨「蓮!あなたちゃん!大丈夫?」
『奨くん…怖かった』
純「ほんま、死んだかと思った…」
蓮「屋敷の裏の方かな…様子見に行った方がいいかも」
奨「だね、あなたちゃんはお部屋に戻ってて?俺ら見てくるね」
純「え、俺もっすか、また落ちたらどうするんすか、」
純喜くんも雷は苦手らしい
蓮「行ってくるね、1人で大丈夫?」
『うん、気をつけてね』
3人の後ろ姿がどこか遠くに感じた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。