第20話

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2020/09/27 09:04



蓮「純喜、出して」

純「ああ」









『っ…蓮くんっ、あの人私の事知ってるのかも』


蓮「あなた」


『何か知ってるかもしれない、知り合いなのかも』


蓮「あなた!」









『っ…でも……』


蓮「危なすぎる、もしあなたを追ってる人だったらどうするん」







『でも、そんな悪い人には…』






















蓮「お願い……もし、あなたに何かあったら僕は……」
















『蓮くん………ごめん…』






私は馬鹿だ


また心配をかけてしまった














あの人は誰なのか



私は誰なのか








気になるけど、いい











蓮くんが居てくれたら、いい






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奨「3人ともおかえり〜どうだった?」



『うん、楽しかったよ、ほら見て!』



奨「お〜イヤリング可愛いね、蓮に?」


『うん』


奨「そっかそっか、たまには街に行くのもいいかもね」






蓮「いや、もう街には行かなくても大丈夫だよ、欲しいものあったら僕が代わりに買ってくるし、ね?」



『…うん』







大丈夫、この日常があれば








奨「…?そ、そっか、あ!パン買ってきてくれたんだ、それに野菜も!ありがとう〜」




純「おお!そういえばちょっとお腹空いてきた!」








大丈夫、だよね?






奨「もうこんな時間だもんね、あなた、ご飯作るの手伝ってくれる?」




















『うん!……いや、ごめん…ちょっと疲れちゃったかも…部屋で休みたいな……』









なんだろう、疲れた








あの頭痛のせいもあるかもしれないけど









また少し不安が、心が、疲れた








蓮「大丈夫…?部屋着いてこうか?」












『ううん、大丈夫』





蓮「そっか……」


















私の居場所はどこ?


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