第5話

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2020/05/10 04:52
石川 紗菜
ないっ!!
どうして、、?!!

ここで、、!
ノートを開いていたはずのテーブルの上には
見当たらない。
長野 先生
ないのー??
図書委員の落し物ボックスを
確認してくるから、
座ってたあたりを
よく探してみて!
石川 紗菜
はい。。
わたしはしゃがみこみ、
テーブルの下に潜りこむ。

下に落ちてないかな、、
怪談先輩
怪談先輩
やっと来た。
石川 紗菜
ひっ。
また、、あの声が、、
と思った瞬間、

手にヒヤリ、、と何かが触る。
怪談先輩
怪談先輩
ひっ、、お前。。
触る事もできるのかよ、、
石川 紗菜
きゃぁぁ
我慢できず叫んでしまう。
怪談先輩
怪談先輩
馬鹿っ。
おまえ。騒ぐなっっ
怪談先輩
怪談先輩
とりあえず、ほら!!
返してやる!
さっきヒヤリとなにかを掴んだ手に

ノートが

握らされていた。
長野 先生
どうしたのーー!!!!

大丈夫ー?!!

長野先生が、こちらに来ながら
大きな声で呼びかけてくる。
石川 紗菜
大丈夫です!!
立ち上がったら、
ごっっつん。

テーブルに思い切りあたまをぶつけた。
怪談先輩
怪談先輩
ばーーーーか。
小さいな声で確かにそう聞こえ、
わたしはまた、意識が
遠のいて、、

いくのを感じていた。

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